再生可能エネルギーとは、資源に限りのある化石燃料とは異なり、水力、風力、地熱、バイオマス、太陽光などの一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇せず繰り返し利用できるエネルギーのことです。
また、発電時に地球温暖化の原因となるCO2を排出しないため、環境にやさしいエネルギー源です。
当社は1951年創立以来、只見川(福島県)流域などで水力電源の開発を進めてきました。
現在当社グループが保有する水力発電所の数は226か所であり、地熱発電設備の設備容量も全国のおよそ40%※を占めます。また、八戸・仙台・原町にメガソーラー発電所、当社企業グループの東北自然エネルギー(株)が秋田県能代市に風力発電所を設置するなど、取り組みを行っています。
※出典元:資源エネルギー庁「電力調査統計(2023.5)」
※上記の発電所情報は、「東北電力グループ総合報告書2023」に基づく
当社は、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」に向け、風力を主軸に200万kWを開発するため、現在、陸上風力・洋上風力・太陽光・バイオマス発電など、再生可能エネルギーの新規開発や事業参画を進めております。2024年11月末時点で、開発案件が全て事業化された場合の持分出力は約80万kWに達しました。
また、2021年4月、再生可能エネルギー事業のライフサイクル全般に関与していくことを目的に、「東北電力リニューアブルエナジー・サービス株式会社」を設立しました。当社がこれまで培ってきたメンテナンス技術等の活用による高品質なサービス提供を通じて、再生可能エネルギーの安定的な運転等の実現に貢献し、地域に豊富に賦存する再生可能エネルギーの最大限の活用につなげてまいります。