マテリアリティ

東北電力グループは、社会の持続可能性(サステナビリティ)に関わるさまざまな課題をリスクとしてのみならず、社会と当社グループが持続的な成長を図る機会として捉え、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現や、「東北電力グループ“カーボンニュートラルチャレンジ2050”」への挑戦に取り組んでいます。
「よりそうnext」の実現を通じたサステナビリティの推進のためには、優先的に取り組むべき具体的な課題(マテリアリティ)を明確化することが重要であることから、サステナビリティ推進会議での論議を踏まえ、外部有識者からの助言も参考とし、当社グループが取り組むべき8つのマテリアリティを特定しました。

マテリアリティの特定プロセス

  1. STEP1

    課題の洗い出し

  2. STEP2

    課題の評価

  3. STEP3

    妥当性の評価

  4. STEP4

    マテリアリティの特定

STEP 1 課題の洗い出し

東北電力グループの事業およびステークホルダーにとって関連のある課題を抽出するために、外部環境と内部環境の両面から、現状分析を実施しました。その結果、検討すべき課題として63項目の課題をリストアップしました。

STEP 2 課題の評価

STEP1で抽出した項目について、「東北電力グループにとっての重要度」と「ステークホルダーにとっての重要度」の2つの軸で、社内関係部門の協力の下、評価を実施するとともに、サステナビリティ推進会議で議論し、経営層の意見を評価に反映させました。ステークホルダーにとっての重要度においては、東北電力グループとして重視する5つのステークホルダー(お客さま、地域社会、株主・投資家、取引先、従業員)の意見も取り込むため、アンケートや対話で収集している声を評価に活用しました。
これらの結果を踏まえ、重要度の高い課題を絞り込み、グルーピングしました。その結果、29個の個別主要課題と8つのマテリアリティから構成される重要課題(案)を作成しました。

STEP 3 妥当性の評価

STEP2で作成した重要課題(案)については、外部有識者との意見交換等を通じ、ステークホルダーの視点で妥当性を検証しました。

外部有識者からの主な意見

  • マテリアリティは、よりステークホルダーの視点に立った表現にすべき。
  • サステナビリティに係る取り組みを推進していく上で、DXの活用や女性活躍を中心としたダイバーシティの推進、国内外のイニシアティブへの参加などに積極的に取り組むことが重要である。
  • 社会的な関心が高まっているサプライチェーン全体の人権への配慮にも応えていく必要がある。

STEP 4 マテリアリティの特定

STEP3の結果を踏まえ、サステナビリティ推進会議において、マテリアリティ最終案について審議した後、取締役会で決議しました。今後は、特定したマテリアリティに関連する目標やKPIの設定を行い、モニタリングするとともに、事業環境や社会課題の変化等を踏まえ、必要に応じてマテリアリティの見直しを実施していきます。

マテリアリティに対する取り組みとSDGsとの関連性

環境

マテリアリティ 個別主要課題 SDGsとの関連性
カーボンニュートラルへの挑戦
  • 安全を最優先とした原子力発電所の早期再稼働と安定運用
  • 再生可能エネルギーの導入拡大
  • 火力電源の脱炭素化への移行
  • お客さまによりそう省エネ提案・電化推進
  • 脱炭素技術の開発・イノベーション促進
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 気候変動に具体的な対策を
循環型社会の形成
  • 廃棄物の発生抑制と資源の有効利用
  • 安全な済みとトイレを世界中に
  • つくる責任つかう責任
生物多様性の保全
  • 地域環境の保全
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう

社会

マテリアリティ 個別主要課題 SDGsとの関連性
快適・安全・安心なくらしと地域社会の実現
  • デジタル技術を活用した地域課題解決に資する事業の推進
  • お客さま満足度の追求
  • 東北・新潟の活力ある地域コミュニティの共創
  • すべての人に健康と福祉を
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 済み続けられるまちづくりを
レジリエントな社会インフラの構築
  • 安定したエネルギーの供給
  • 大規模災害への迅速な対応
  • 保有技術を活かした社会インフラ高度化への貢献
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 済み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
多様な人財がイキイキと働く職場作り
  • ビジネスモデルの転換を支える人的資本の強化
  • デジタル技術の活用などを通じた働き方改革の実践
  • ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進
  • 健康経営の推進
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
様々なステークホルダーの人権尊重
  • 労働安全の確保
  • 差別・ハラスメントの防止
  • 公衆保安・消費者安全の確保
  • すべての人に健康と福祉を
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 平和と公正をすべての人に

ガバナンス

マテリアリティ 個別主要課題 SDGsとの関連性
健全で透明性のある企業経営
  • 健全な収益・財務基盤の確保
  • コンプライアンスの徹底
  • リスクの管理・対応
  • 情報セキュリティの確保
  • 知的財産の保護・活用
  • サプライチェーンのリスク管理
  • ステークホルダーとの双方向コミュニケーションの拡大
  • パートナーシップの強化
  • 実効性のあるガバナンス体制の構築
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう