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秋田県・仙北市

角館まちづくり研究所

秋田県・仙北市 角館まちづくり研究所

第1回派遣 【平成21年7月2日(木)〜7月3日(金)】

チーフパートナー
橋立 達夫氏/作新学院大学 総合政策学部 教授
まちづくりパートナー
山畑 信博氏/東北芸術工科大学 デザイン工学部 教授

初日に事前打ち合わせを実施し、 2日目は早朝より市街の蔵を中心に現地視察を実施。その後、3部構成のミーティングを開催しました。第1部は角館まちづくり研究所の菊地氏より角館の蔵の特徴や保存状況の報告。第2部では山畑氏より「ヤマガタ蔵プロジェクト」の事例紹介。この1部と2部を踏まえ第3部では、カクノダテ蔵プロジェクト(仮称)設立に向けた協議が行なわれ、今年度取り組むべき課題を整理しました。

山畑 信博氏
蔵を中心に現地視察を実施
地域課題をパートナーが整理

第2回派遣 【平成21年9月25日(金)〜9月26日(土)】

チーフパートナー
橋立 達夫氏/作新学院大学 総合政策学部 教授
まちづくりパートナー
山畑 信博氏/東北芸術工科大学 デザイン工学部 教授
吉川 由美氏/(有)ダハ プランニングワーク 代表取締役

初日は吉川氏による角館の視察の後、「角館まちづくり研究所」のメンバーを対象としたワークショップを開催。「“Re”discover KAKUNODATE」をテーマとして、これまで気づかなかった角館の街のオブジェや、街の人物を撮影しメンバー間で共有。新たな観光資源を見つけるためのヒントを探しました。2日目は、「角館の蔵の活用について」をテーマとしたシンポジウムを開催。山畑氏の講演の後、研究所が中心となって実施する来年度のイベントテーマを参加者の方々に報告しました。

橋立 達夫氏
「“Re”discover KAKUNODATE」ワークショップを開催
「角館の蔵の活用について」シンポジウムを開催

第3回派遣 【平成21年12月5日(土)〜6日(日)】

チーフパートナー
橋立 達夫氏/作新学院大学 総合政策学部 教授
まちづくりパートナー
山畑 信博氏/東北芸術工科大学 デザイン工学部 教授
吉川 由美氏/(有)ダハ プランニングワーク 代表取締役

研究所では、第2回目以降に開催した会合で、来年度実施予定のイベントを2月10日から13日に実施することに決定。実施するイベントの具体的な内容について、2日間にわたって検討しました。
はじめにイベント会場に予定している蔵を視察し、その後の検討会では、吉川氏・山畑氏から、空間の生かし方、照明の使い方などの効果的な展示方法等についてアドバイスがありました。最後に橋立氏からは、地域住民、中でも特に多くの女性に参加してもらい、まちづくりの輪を広げるきっかけにしてほしいとの激励がありました。

吉川 由美氏
イベント会場として予定している蔵を視察
イベント実施内容の検討

まちづくり元気塾を終えて

蔵の実態調査では、100棟を超える存在が確認できました。2月には、そうした蔵を地域の多くの方々から知っていただくため、まちづくりパートナーの皆さんからのアドバイスを参考に、さまざまな方々の協力を得て、蔵を活用したイベントを開催しました。その効果もあって、徐々にではありますが地域の中で蔵の保存・活用に向けた気運が高まってきています。今後も、蔵を活用したまちづくりが地域全体の動きとなるよう、蔵を中心とした景観形成の重要性を継続的にアピールしていきたいと考えています。

※本文中に記載の役職等は、当時のものです。