MENU
岩手県岩泉町

岩泉まちづくり連合

岩手県・岩泉町 岩泉まちづくり連合

第1回派遣 【平成19年7月3日(火)〜7月4日(水)】

チーフパートナー
志賀 秀一氏/(株)東北地域環境研究室 代表
まちづくりパートナー
首藤 勝次氏/(株)大丸旅館代表取締役社長

第1回は、まちづくりの方向性を明確にするため、国土交通省選定の観光カリスマでもある首藤様による講話と意見交換会が開催されました。会場には73名が集まり、首藤様より旧直入町での実践例や「地域資源の見直し」「次世代への継続」「連携」などまちづくりのポイントが紹介されました。これまで各団体が独自の活動をし、連携がとれていなかった岩泉まちづくり連合の課題が明確になりました。また、翌日には朝勉強会が開かれ次回のワークショップの開催を決定しました。

首藤 勝次氏
意見交換会には73名が参加
意欲的な発言が多くみられました

第2回派遣 【平成19年9月7日(金)〜9月8日(土)】

チーフパートナー
志賀 秀一氏/(株)東北地域環境研究室 代表
まちづくりパートナー
嵯峨 創平氏/NPO法人 環境文化のための対話研究所 代表理事

第2回は、第1回での議論や方針にそって、まちづくり実践に向けた課題整理とグループの形成を目的に、嵯峨様のご指導で、ワークショップが行われました。「岩泉町のあるもの探し」「岩泉町の将来ビジョンを創ろう」というテーマで、約30名の参加者が5つの班に分かれ、まちづくりの核となるキーワードとビジョンを議論・発表。「町内外に皆が誇れるまちづくり」「本物を提供する町」「自然と共に生きる町」などのビジョンが共有されました。

嵯峨 創平氏
みんなでまちづくりのキーワードを探っていく
それぞれのビジョンを発表

第3回派遣 【平成19年11月13日(火)〜11月15日(木) 】

岩泉まちづくり連合の自主参加研修として開催、志賀チーフパートナーが同行

岩泉まちづくり連合メンバーの皆様11名が、先進地の事例を学ぶため、大分県の湯布院町、直入町、大山町を視察しました。湯布院町では、『玉の湯』の会長、溝口様にお話をお伺いしました。2日目には第1回に講話をいただいた首藤様に直入町を案内していただき、最終日には、大山町農業協同組合を視察しました。具体的かつ豊富な事例を目の当たりにし、「文化と観光の融合、交流の積み重ねの大切さを学んだ」などの意見が交換されました。

湯布院『玉の湯』会長
溝口 薫平氏
溝口会長よりお話をうかがう
パートナーの首藤氏の案内で直入町を歩く

第4回派遣 【平成20年2月4日(月)〜2月5日(火)】

チーフパートナー
志賀 秀一氏/(株)東北地域環境研究室 代表
まちづくりパートナー
吉川 真嗣氏/村上町屋商人会 会長

第4回目は、新潟県村上市の吉川様を迎えてお話をうかがいました。吉川様は村上の伝統的な町屋に焦点を当て、「町屋の人形さま巡り」など、ソフト、ハードが融合したまちづくりを展開している村上町屋商人(あきんど)会の取り組みを紹介。その後の討論会では約40人の参加者から地域活性化のプロセスや試行錯誤したことについて質問が出ました。翌日の朝勉強会では今後のまちづくり連合のあり方や取り組みについて話し合い、マップづくりや商品開発などの具体案を出しながら、地域が連携、協力しあうことを確認しました。

吉川 真嗣氏
会場の様子
志賀氏(左)と吉川氏による講話

4回の派遣(うち1回は自主視察)を終えて

交流人口の増加を目指すまちづくりを行うためには、まず、地域内部の交流と連携が重要であること。この点を元気塾で確認すると同時に、実際にこれまで交流のなかった団体同士が、元気塾に参加することで、互いに知りあい、理解しあうきっかけを掴むことができました。来年度以降の活動では、こうした今年度の成果をもとに、岩泉まちづくり連合内の各団体の連携を促し、情報を共有化し、まちづくりに取り組んでいくことを確認しました。

※本文中に記載の役職等は、当時のものです。