当社、女川原子力発電所3号機(沸騰水型、定格電気出力82万5千kW:宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)は、定格熱出力で運転中のところ、平成19年2月4日より復水器(B)*1の導電率*2に上昇傾向が確認され、その後、2月23日には復水器(A)の導電率もわずかながら上昇傾向にあることも確認され、当該導電率の上昇傾向の度合いが増加していることから、3月7日に原子炉を停止し復水器を点検しておりました。(2月27日、3月6日、3月7日お知らせ済み)
復水器(A、B)の海水の漏れ込み箇所の調査を行ったところ、伝熱管(以下、「細管」という。)の最外周管2本(A、B各1本)に復水器内への漏れ込みが認められたため、当該細管に海水が流れないように施栓する補修作業を行いました。なお、予防保全の観点から、念のため類似の最外周管18本(A−9本、B−9本)についても施栓いたしました。
復水器は、十分な蒸気の冷却性能を有していることから、施栓による復水器の性能への影響はありません。
次回定期検査時に当該細管の詳細な調査を行う予定です。
また、女川2号機において局部出力領域モニタ検出器ケーブルの誤接続が確認されたことに鑑み、女川3号機の当該検出器ケーブルの接続状況を点検した結果、全て正しく接続されていることを確認しました。
復水器の導電率上昇の原因を確認し、復水器に施栓を行い対策を施したことから、 女川3号機は準備が整い次第、原子炉を起動する予定です。
以上
(参考)
1.系統概要図(PDFファイル)
2.復水器点検・補修概要(PDFファイル)
- *1 タービンを回した蒸気を海水により冷却し水に戻す設備です。
また、復水器は2台設置されています。
- *2 電気の流れやすさの指標であり、水分中に塩分等が多いと電気が流れやすくなり、数値が高くなります。復水器の導電率測定の主な目的は、海水漏えいの早期検知です。