当社、女川原子力発電所2号機(沸騰水型、定格電気出力82万5千kW:宮城県
牡鹿郡女川町、石巻市)は、定格熱出力で運転中でありますが、復水器につながる気体廃棄物処理系*1を流れる気体の量が、2月中頃から徐々に増加してきております。
このため、気体廃棄物処理系流量については、一定の目安を設け監視強化を継続するとともに、復水器の真空度等の関連パラメータ*2の状況を踏まえ、原子炉の計画的な停止を判断することとしておりました。
なお、本事象による発電所周辺への放射能の影響はありません。
(4月18日お知らせ済み)
本日、気体廃棄物処理系の流量が、一定の目安(粒子フィルタ出口流量40m3N/h)に達する見通しを得たことから、5月11日より約1カ月の予定で、計画的に原子炉を停止し点検を行うこととしました。
また、この中間停止では、原子炉再循環ポンプ(A)の軸封部(メカニカルシール)第二段シール室で圧力の上昇傾向が確認されている(3月3日お知らせ済み)ことから、当該軸封部を交換するとともに、原子力安全・保安院からの指示「制御棒のひび等に関する点検について」に基づき、ハフニウム板型制御棒の点検等も行う予定です。
以上
(参考1)気体廃棄物処理系系統概要図(PDFファイル)
(参考2)原子炉再循環ポンプメカニカルシール概念図(PDFファイル)
| *1 |
気体廃棄物処理系とは、復水器の真空度を保つために系統内に流れ込む空気を抽出し、あわせて、復水器に流入する気体状の核分裂生成物の放射能を減衰させる系統。 |
| *2 |
関連パラメータとは、復水器の真空度、気体廃棄物処理系の流量、放射線モニタなど。 |