当社は、女川原子力発電所構内で24時間観測している気象データ(気温、湿度、風向・風速、降水量等)のうち、降水量について、一部の時間帯における社内外への送信データに誤りがあることを確認しました。
これは、平成20年3月に、気象観測装置を更新した際、当該装置で観測したデータ(降水量)を送信データとして処理するプログラムに誤りがあったことが原因です。
具体的には、毎日10分毎に24時間送信している降水量データのうち、23時50分から24時00分までの10分間の降水量を送信すべきところ、23時00分から24時00分までの1時間の降水量を送信していたものです。
平成30年3月に本誤りが確認されるまでの10年間にわたり、誤ったデータが送信されておりました。この誤った降水量と正しい降水量の差は、最大で32mmでした。また、年間降水量における差は、最大で76.5mmでした。
降水量のデータについては、当社ホームページにてリアルタイムで公開しているほか、安全協定に基づき、宮城県等の立地自治体へ提出している資料等の中にもデータとして記載しております。
降水量そのものは、降水とモニタリングポスト(発電所周辺の放射線量)の値との関連等を見るために観測しているものであり、発電所の安全性に直接関わるものではありません。
なお、誤りがあったのは送信データのみであり、当該装置による観測自体は正常に行われていることを確認しております。また、今回の誤りを受け、降水量以外の気象データや、当該プログラムを作成したメーカーが手掛けた他のプログラムについても検証しましたが、いずれも誤りがないことを確認しております。
当社では、平成28年4月に東通原子力発電所で発生した気象観測装置のプログラム誤り等の事例を踏まえた再発防止対策として、プログラムの検証にあたっては、一部時間帯のデータのみならずデータ全数の確認を行うこと、およびメーカーにおけるプログラムの検証方法・検証結果を当社が確認することを社内文書に明確化しております。
今回の誤りは、当該装置を更新するにあたって、これらの再発防止対策を適用し、送信データの全数確認を実施した結果、判明したものです。
当社としては、今後とも、当該の再発防止対策を適用することで、同様の誤りが発生しないよう努めてまいります。
以上
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