本日、当社原子力発電所の原子力規制検査における2024年度第2四半期の評価結果が、原子力規制庁より原子力規制委員会へ報告されました。
内容については、以下のとおりです。
<2024年度第2四半期の評価結果>
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女川原子力発電所
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東通原子力発電所
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指摘事項等
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あり
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なし
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件 数
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1件
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―
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<指摘事項の詳細>
件 名 |
女川原子力発電所2号機 力量の付与が不十分であったことによる現場シーケンス訓練※1及び大規模損壊訓練※2における重大事故等対処設備※3の送水用ホース接続失敗 |
概 要 |
2024年8月15日に実施した大規模損壊訓練および8月20日から22日にかけて実施したシーケンス訓練において、大容量送水ポンプを用いた送水を行うための送水用ホースの敷設・接続作業を実施していたところ、送水用ホースの一部が接続できなかったことが指摘されたもの。 |
重要度 |
緑 |
深刻度 |
SL Ⅳ(通知なし) |
原子力規制検査における指摘を踏まえ、是正処置として、送水用ホース接続に係る追加の教育・訓練を実施しております。
当社といたしましては、引き続き、改善活動の積極的かつ適切な運用に努め、原子力発電所のさらなる安全性向上に向けた取り組みを進めてまいります。
- ※1 重大事故発生時の対応を実際に行い、防災要員(運転員・重大事故等対策要員)が手順書に従い、定められた制限時間内に操作(可搬型ポンプの設置やホース接続など)を行えることなどを確認する訓練。
- ※2 大規模な自然災害および故意による大型航空機の衝突等による施設の大規模な損壊を想定し、防災要員(発電所災害対策本部要員・初期消火要員)が手順書に従い、適切な状況判断や、現場の対応要員に対する指揮・命令ができることを確認する訓練。
- ※3 設計基準事故対処設備※4の機能が喪失した場合においても、炉心の著しい損傷を防止、原子炉格納容器の破損を防止、または環境への放射性物質の放出を抑制するための設備。(例:高圧代替注水設備、フィルタ付格納容器ベント装置など)
- ※4 安全設計上想定する事故(設計基準事故)が発生した場合において、炉心の著しい損傷を防止するための設備。(例:非常用ガス処理系など)
以 上
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