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(社長コメント)女川原子力発電所2号機における営業運転再開について2024年12月26日 東北電力株式会社 取締役社長 社長執行役員 樋口 康二郎 女川原子力発電所2号機は、本日、営業運転を再開しました。 本日に至るまで、審査申請に係る事前協議や発電所視察などを通じ、真摯にご議論、ご確認をいただきました宮城県、女川町、石巻市ならびにUPZ関係自治体の関係者の皆さま、監督官庁など国の関係ご当局の皆さま、立地地域の皆さま、安全対策工事に従事いただいた皆さまのご尽力に対し、改めて、心から感謝を申し上げます。 女川原子力発電所は、東日本大震災の震源から最も近い原子力発電所でしたが、運転中であった1号機・3号機、原子炉起動中であった2号機すべての原子炉が安全に停止しました。また、被災された近隣住民の方々と生活をともにするなど、地域の皆さまとともに震災を乗り越えてまいりました。 女川原子力発電所2号機は、地震・津波といった自然現象に備えた「耐震補強工事」や「海抜29メートルの防潮堤」、万一の重大事故に備えた「電源の確保」や「冷却機能の維持」など、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査を経て、厳しい基準をクリアした安全対策を強化してまいりました。女川原子力発電所2号機の安全性は、これら多種多様な安全対策により、東日本大震災前と比較して確実に向上したものと考えております。 当社は、女川原子力発電所2号機の再稼働(発電再開)を「再出発」と位置付けております。これは、発電所をゼロから立ち上げた先人たちの姿に学び、地域との絆を強め、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を反映し、新たに生まれ変わるという決意を込めたものです。 営業運転再開後も、原子力発電所の「安全対策に終わりはない」という確固たる信念のもと、さらなる安全性の向上に取り組んでまいります。 また、安全・安定運転を継続しながら、電力の安定供給やカーボンニュートラルへ貢献してまいります。 そして、原子力発電所の運営にあたっては、地域の皆さまからのご理解が何よりも重要と考えております。引き続き、地域の皆さまに、当社の取り組みについて分かりやすく丁寧にお伝えし、地域の皆さまから信頼され、地域に貢献する発電所を目指してまいります。 以 上
(注)樋口社長の「樋」は、一点しんにょう
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