東北電力からのお知らせ

日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場への入札における限界費用の考え方について(11月22日更新)

2021年11月22日

 当社は、一般社団法人 日本卸電力取引所(Japan Electric Power Exchange、略称 JEPX)スポット市場への入札価格に反映する限界費用注1の考え方を、11月24日以降、準備ができ次第以下のとおり変更致しますので、お知らせいたします。



JEPX スポット市場への入札

限界費用における燃料価格等の考え方(変更前・変更後)


変更前

変更後

長期契約やスポット調達等
調達済み加重平均価格

スポット調達等
追加的な調達を考慮した価格注2



【変更理由】

 当社は、需給変動に対応し、長期契約やスポット調達などを組合せて燃料調達しておりますが、燃料調達契約と相対・卸契約の状況より、燃料消費に伴う追加的な燃料調達を考慮した原価管理が適切であることから、上記のとおり変更するものです。

 本変更により、JEPXスポット市場の当社入札価格に燃料の需給状況が一層明確に反映され、市場に対し適切な価格シグナルが発せられることから、燃料制約や需給ひっ迫の回避・低減につながる効果があるものと考えております。


以上


注1:当社を含む旧一般電気事業者は、JEPXスポット市場への入札において、需給上の余剰分を限界費用で売り入札することを自主的取組として実施している。
注2:追加的な燃料調達価格の上昇・下落に拘わらず適用する。具体的には、追加的な燃料調達価格の高騰時には当社のJEPXスポット市場供出価格も上昇し、下落時には当社のJEPXスポット市場供出価格も下落する。