木質バイオマス燃料の活用(1) 〜 木質チップの製造について

発電所の取り組み発電所の取り組み|2015年1月21日

木質バイオマス燃料の活用(1) 〜 木質チップの製造について

 火力発電所では石炭や天然ガスなどの化石燃料を用いて発電していますが、近年はCO2の排出抑制に向けた取り組みとして、木質バイオマス燃料を用いた発電が注目されています。

 今回は、木質バイオマス燃料(木質チップ)の製造について紹介します。

木質バイオマス燃料とは

 木質バイオマス燃料とは、木材や枝葉などから作られる再生可能なエネルギー源です。

 化石燃料とは異なり、木質バイオマス燃料は樹木の成長過程で光合成によりCO2を吸収するため、燃焼により排出されるCO2と相殺できる「カーボンニュートラル」な燃料です。

 また、未利用材などを活用することで、廃棄物量の抑制にもつながるため、積極的な活用が求められています。

木質バイオマス燃料(木質チップ)の製造について

 当社企業グループでは、お客さまへ電気を安全・安定にお届けするために、枝葉の電線への接触防止として、最低限の樹木や枝葉を伐採しています。

 また、水力発電用のダムでは、漂流してきた樹木を定期的に回収しています。

 当社企業グループでは、これら伐採木などを「循環資源」として捉え、リサイクル事業に取り組んでいます。

 まず、伐採木は可能な範囲で当社グループ企業「グリーンリサイクル株式会社」の北上工場と二本松工場へ収集運搬されます。

 その量は年間1万トン以上にもなります。(平成25年度実績)

画像伐採は定期的に実施し、停電などを未然に防止しています

 次に、収集された伐採木は枝葉と幹に仕分けされます。

画像画像伐採木を枝葉と幹に仕分けし、品質が適合した幹は、紙の原料になります

 その後、破砕機へ投入されチップ化し、サイズ選別により木質チップとして製品化されます。

 そして、完成した木質チップは、近隣の製紙会社、ボード会社などへ出荷され、紙の原料などに利用されます。また、北上工場で製造された木質チップの一部は、当社グループ企業「酒田共同火力発電所」へ出荷され、木質バイオマス燃料として発電に利用されます。

画像画像酒田共同火力発電所へは25mm以下まで破砕したものを出荷しています

 当社企業グループでは、引き続き地域の森林資源の有効利用に向けた取り組みに努めてまいります。

 次回は、「酒田共同火力発電所」における木質バイオマス燃料(木質チップ)を用いた発電についてお伝えします。

ご意見・ご感想はこちら バナー