３月１１日（金）に発生した東北地方太平洋沖地震により、当社管内の広い地域において停電が発生し、４月１３日１６時現在、岩手県、宮城県、福島県の一部地域で１５５，７４１戸（津波等の影響で当社設備、公共的なインフラ、お客さま家屋等が流失した地域のお客さまを含みます）が停電しております。

　

　なお、昨日（１２日）１６時現在の停電戸数の内訳および復旧見通しにつきましては別紙のとおりですが、（３）「お客さま家屋、公共的インフラは健全なものの、当社設備が水没・損傷等により復旧に一定期間を要する地域」が６，６６０戸であり、現在、全力で復旧にあたっております。

 

　また、（４）に記載のとおり、当社設備の復旧は終了したものの、お客さま立会いのもとで屋内設備の健全性を確認しながら送電する必要があるものが１５，２４７戸となっております。これらにつきましては、当社から各戸に不在連絡票を配付し、お客さまからのご連絡をお待ちしている状況にあり、送電を留保しております。

 

　なお、（１）「津波等で当社設備、公共的なインフラ、お客さま家屋等が流失してしまった地域」が８７，００９戸、（２）「今後の瓦礫撤去や立入制限解除等により、復旧作業に着手可能となる地域」が５１，８３８戸となっており、これらの地域につきましては、今後、行政等と連携しながら対応してまいります。

（４月１２日２０時１９分現在報からの変更点は下線部です）

 

１．当社管内各県の状況（１３日１６時現在）

	現在停電戸数（戸）	備考
岩手県	２８，９５５
宮城県	９１，２９４
福島県	３５，４９２	４月１１日に発生した余震の影響による停電（３８戸）を含みます。
合　計	１５５，７４１

（上記停電戸数については、今後の調査により変動する可能性があります）

 

２．当社発電所・設備の被害状況等

（１）原子力発電所

 当社原子力発電所の状況につきましては、別途お知らせしております。

 

（２）その他の設備

＜火力発電所＞

・八戸火力発電所３号機 　　　 ：運転中

・能代火力発電所１、２号機　  ：運転中

・秋田火力発電所２〜４号機　 ：運転中

・仙台火力発電所 ４号機        ：停止中

・新仙台火力発電所１、２号機  ：停止中

・原町火力発電所    １、２号機 ：停止中

 

＜水力発電設備＞

［３月１１日の地震による被害］

設備被害（１１ヵ所［うち仮復旧または本復旧完了５ヵ所］）

建物内落石、土砂流入２ヵ所　他

 

［４月７日の地震による被害］

設備被害（２ヵ所［うち仮復旧または本復旧完了０ヵ所］）

導水路漏水　他

 

［４月１１日および１２日の地震による被害］

設備被害（２ヵ所［うち仮復旧または本復旧完了０ヵ所］）

導水路漏水、揚水用空気配管損傷

 

＜変電設備＞

［３月１１日の地震による被害］

設備被害（５７ヵ所［うち仮復旧または本復旧完了３７ヵ所］）

変圧器損傷６９台、遮断器損傷１９７台、断路器損傷１７８台　他

 

［４月７日の地震による被害］

設備被害（１４ヵ所［うち仮復旧または本復旧完了７ヵ所］）

変圧器損傷１１台、断路器損傷１２台　他

　

［４月１１日および１２日の地震による被害］

設備被害（３ヵ所［うち仮復旧または本復旧完了２ヵ所］）

変圧器損傷１台、断路器損傷２台　他

 

＜送電設備＞

［３月１１日の地震による被害］

設備被害（１０４線路［うち仮復旧または本復旧完了７５線路］）

他軽微な被害１７８線路

鉄塔損壊・折損・傾斜４２基、電線断線・がいし折損２２ヵ所、

地中ケーブル損傷１４ヵ所、地すべり１４ヵ所　他

 

［４月７日の地震による被害］

設備被害（１２線路［うち仮復旧または本復旧完了１２線路］）

がいし折損５ヵ所　地すべり３ヵ所　他

 

［４月１１日および１２日の地震による被害］

設備被害（５線路［うち仮復旧または本復旧完了４線路］）

がいし折損４ヵ所　他

 

＜配電設備＞

［３月１１日の地震による被害］

支持物折損・傾斜等　　　２２，３３１基

電線混断線   　　　　　　　２２，６３３条間

変圧器・開閉器損傷等　　　６，７８７ヵ所　　　　他

 

［４月７日の地震による被害］

支持物折損・傾斜等　　　　　　７０９基

電線混断線　　　　　　　     ４，２７１条間

変圧器・開閉器損傷等　　　１，１８１ヵ所　　　他

 

［４月１１日および１２日の地震による被害］

支持物折損・傾斜等　　　　  　９０基

電線混断線　　　　　　　　　　２３３条間

変圧器・開閉器損傷等　　　 　４２ヵ所　　　　他

以　上

 

【添付資料】（１２日１６時現在の停電戸数および復旧の見通し）

 

※お願い

　感電事故および漏電火災などの二次災害防止の観点から、以下の点について、ご注意くださいますようお願いいたします。

 

・感電の危険があるため、くれぐれも切れた電線には近づいたり、触れたりしないでください。

・漏電による火災防止のため、自宅を離れる際には、分電盤のブレーカーを全て下げて外出してください。また、電気給湯器や蓄熱式電気暖房器が転倒した場合は、触らないで専用ブレーカーを下げてください。

・外出から戻られた際には、家屋の状況を確認したうえで、コンセントを全て抜いていただいてからブレーカーを順次上げてください。その後　順次、必要な機器のコンセントを入れてご使用ください。

・停電に関するお問い合わせは、東北電力コールセンター（０１２０−１７５−３６６）までご連絡をお願いいたします。