緊急情報

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地震発生による停電等の影響について(3日 16時現在報 )

平成23年 4月 3日

3月11日(金)、14時46分に三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生しました。この地震により当社管内の広い地域で停電が発生し、4月日16時現在、青森県、岩手県、宮城県、福島県の一部地域で167,700戸が停電しております。(地震発生時からの延べ停電戸数は4,861,246戸)

 

 現在、当社管内の事業所からの応援隊760を含め、社員、工事会社あわせて総勢約3,400名、電源車80台の体制で懸命に設備被害、停電状況等の確認と復旧作業を行っております。

 また、津波により浸水被害を受けた家屋などでは、漏電火災防止のため、お客さま立会いのもと、屋内配線等の確認により安全性が確認できた家屋から、一軒ずつ送電する作業を行っております。

 

 なお、当社は引き続き、復旧作業環境の状況別に、以下の復旧方針のもと停電の解消に向け全力で取り組んでまいります。

 

(1)  「津波等で当社設備、公共的なインフラ、お客さま家屋等が完全に流出してしまった地域」における復旧につきましては、今後、自治体など関係機関と連携していく必要があるものと考えております。

 

(2)  「今後の道路復旧や立入制限解除等により、復旧作業に着手可能となる地域」につきましては、今後、道路復旧などにより現地への立入が可能となった時点で、復旧計画を立案し、停電解消に努めてまいります。

 

(3)  「お客さま家屋、公共的なインフラは健全なものの、当社設備等が水没・損傷等により復旧に一定期間を要する地域」につきましては、既設変電所等の被害が大きく、仮設変電所の設置および配電設備の新設などが必要となります。復旧までの期間については、搬入道路、変電所の瓦礫撤去および必要部分の整地後、2週間程度を要する見込みです。当社としては、今後とも全力を挙げて復旧に取り組んでまいりますが、当該地域のお客さまの停電復旧には時間を要することから、お客さまへの対応について今後、自治体と相談しながら対応してまいります。

 

■地震による停電等の影響については、以下の通りです。

(2日 16時現在報からの変更点は下線部です)

 

1.当社管内各県の停電状況(16時現在)

 

地 域    

現在停電戸数(戸)

延べ停電戸数(戸)

青森県

三八の一部地域

94

916,964

岩手県

一部地域

30,233

816,499

秋田県

[12日 22:19復旧]0

669,414

宮城県

一部地域

101,015

1,545,494

山形県

[12日 21:13復旧] 0

529,774

福島県

一部地域

36,358

381,788

新潟県

[12日 15:51復旧] 0

1,313

合 計

 

167,700

4,861,246

(上記停電戸数は今後の調査により変動する可能性があります)

※  新潟県で発生した停電は、3月12日3時59分に発生した新潟県中越地方を震源とする地震の影響によるものです。

 

2.当社発電所・設備の被害状況等

(1)原子力発電所

  当社原子力発電所の状況につきましては、別途お知らせしております。 

 

(2)その他の設備

<火力発電所>

・八戸火力発電所  3号機:運転再開

・能代火力発電所  1、2号機:運転再開

・秋田火力発電所  2〜4号機:運転再開

・仙台火力発電所   4号機:自動停止

・新仙台火力発電所  1号機:停止中

                 2号機  :手動停止

・原町火力発電所   1号機 :手動停止

                      2号機 :停止中

 

<地熱発電所>

・葛根田地熱発電所1号機 :運転再開

        2号機 :運転再開

・澄川地熱発電所 1号機 :運転再開

 

<水力発電設備>

設備被害(10ヵ所[うち仮復旧または本復旧完了3ヵ所])

建物内落石、土砂流入2ヵ所 他

 

<変電設備>

設備被害(57ヵ所[うち仮復旧または本復旧完了32ヵ所])

変圧器損傷69台、遮断器損傷197台、断路器損傷176台 他

 

<送電設備>

設備被害(104線路[うち仮復旧または本復旧完了75線路])他軽微な被害178線路

鉄塔損壊・折損・傾斜42基、電線断線・がいし折損22ヵ所、

地中ケーブル損傷14ヵ所、地すべり14ヵ所 他

 

<配電設備>

支持物折損・傾斜等   12,800基

電線混断線       20,343条間

変圧器・開閉器損傷等   5,541ヵ所    他

 

以 上

 

※お願い

 感電事故および漏電火災などの二次災害防止の観点から、以下の点について、ご注意くださいますようお願いいたします。

  • 感電の危険があるため、くれぐれも切れた電線には近づいたり、触れたりしないでください。
  • 漏電による火災防止のため、自宅を離れる際には、分電盤のブレーカーを全て下げて外出してください。また、電気給湯器や蓄熱式電気暖房器が転倒した場合は、触らないで専用ブレーカーを下げてください。
  • 外出から戻られた際には、家屋の状況を確認したうえで、コンセントを全て抜いていただいてからブレーカーを順次上げてください。その後 順次、必要な機器のコンセントを入れてご使用ください。電気がつかない場合は東北電力コールセンター(0120−175−366)までご連絡をお願いいたします。