緊急情報

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地震発生による停電等の影響について(15日 8時現在報 )

平成23年 3月15日

 3月11日(金)、14時46分に三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生し、当社は、直ちに非常災害対策本部を設置し対応にあたっております。この地震により、当社管内の広い地域で停電が発生し、15日時現在、787,457戸が停電しております。(地震発生時からの延べ停電戸数は4,840,488戸です)

 

 現在、既に停電が復旧した秋田、山形、新潟支店管内の事業所からの応援隊1,044名を含め、社員、工事会社あわせて総勢約5,930名、電源車127台の体制で懸命に設備被害、停電状況等の確認と復旧作業を行っております。加えて、北海道電力や中部電力、北陸電力ならびに関西電力より合計741名の応援をいただくとともに、電源車についても41台の応援をいただき復旧作業にあたっておりますが、被害規模が甚大であり、復旧時期等を見通すことが困難な状況です。

 

 送電線、変電所、配電線など電力流通設備については、順次、健全性を確認しながら復旧を進めております。一方、発電所の復旧については、時間を要する見込みであり、電力供給力に不足が生じる可能性があります。こうしたことから、必要最小限の電気をお使いいただき、節電にご協力をいただけますようお願いいたします。

 

 復旧にあたり、避難指示・勧告が発出されている地域などにおいては、漏電火災等の二次災害を防止する観点から、お客さま立会いのもと屋内配線の安全性を確認した上で送電してまいります。このため、これらの地域においては、当社設備が復旧した後も、お客さま設備の安全性の確認を行うまで電気をご使用することができません。

 

 

■地震による停電等の影響については、以下の通りです。

15日7時現在報からの変更点は下線部です

 

1.当社管内各県の停電状況(8時現在

 

地域

現在停電戸数(戸)

延べ停電戸数(戸)

青森県

三八の一部地域

2,016

916,964

岩手県

一部地域

114,879

807,572

秋田県

 [12日 22:19復旧]0

669,414

宮城県

全域

624,014

1,545,299

山形県

 [12日 21:13復旧]0

529,774

福島県

浜通りの一部地域

46,548

370,152

新潟県

 [12日 15:51復旧]0

1,313※

合計

 

787,457

4,840,488

 (上記停電戸数は今後の調査により変動する可能性があります)

 

※新潟県で発生した停電は、12日3時59分に発生した新潟県中越地方を震源とする地震の影響によるものです。

 

2.当社発電所・設備の被害状況等

(1)原子力発電所

当社原子力発電所の状況につきましては、別途お知らせしております。

 

(2)その他の設備

<火力発電所>

・八戸火力発電所     3号機 :自動停止後起動準備中

    (タービン建屋1階浸水[浸水解消]、循環水ポンプ設置個所他水没[排水完了] 他)

・能代火力発電所     1、2号機 :運転再開

・秋田火力発電所     2〜4号機:運転再開

・仙台火力発電所     4号機 :自動停止

    (開閉所およびタービン建屋1階(電気・機械設備)浸水[浸水解消]、土砂堆積)

・新仙台火力発電所1号機    :停止中  2号機  :自動停止

    (タービン建屋1階(電気・機械設備)浸水。隣接製油所の火災により構内業者含め全員避難完了)

・原町火力発電所     1号機 :手動停止  2号機 :停止中

    (事務本館1階およびタービン建屋1階(電気・機械設備)浸水[浸水解消]、揚炭機4台倒壊など屋外設備の被害発生、倒壊した重油タンク付近から火災発生[鎮火])

 

<地熱発電所>

・葛根田地熱発電所1号機    :運転再開

2号機    :運転再開

・上の岱地熱発電所1号機    :停止中

・澄川地熱発電所  1号機    :運転再開

 

<水力発電設備>

設備被害(8ヵ所)

建物内落石、土砂流入2ヵ所 他

 

<変電設備>

設備被害(38ヵ所[うち仮復旧または本復旧完了9ヵ所])

変圧器損傷29台、遮断器損傷3台、断路器損傷27台 他

 

<送電設備>

設備被害(68線路[うち仮復旧または本復旧完了44線路])

鉄塔損壊・折損・傾斜40基、電線断線・がいし折損11ヵ所、

地すべり5ヵ所 他

 

<配電設備>

支持物折損・傾斜等 844基

電線混断線      3,281条間

変圧器・開閉器損傷等  814ヵ所    他

 

以 上

 

 

※お願い

感電事故および漏電火災などの二次災害防止の観点から、以下の点について、ご注意くださいますようお願いいたします。

 

・感電の危険があるため、くれぐれも切れた電線には近づいたり、触れたりしないでください。

・漏電による火災防止のため、自宅を離れる際には、分電盤のブレーカーを下げて外出してください。また、電気給湯器や蓄熱式電気暖房器が転倒した場合は、触らないで専用ブレーカーを下げてください。

・外出から戻られた際には、家屋の状況を確認したうえで、コンセントを全て抜いていただいてからブレーカーを順次上げてください。その後 順次、必要な機器のコンセントを入れてご使用ください。電気がつかない場合は東北電力コールセンター(0120−175−366)までご連絡をお願いいたします。