発電用のウラン燃料は「ウラン235」の割合が3〜5%の「低濃縮ウラン」です。この「低濃縮ウラン」は直径約1cm、長さ約1cmの「ペレット」という円柱型の陶磁器のようなものに焼き固められ、ジルカロイという特殊合金の被覆管の中に詰め込み、密閉されます。これを燃料棒といいます。最終的に、この燃料棒を束ねた燃料集合体に組み立てられ、原子炉圧力容器に挿入されます。燃料集合体の間には制御棒を配置し、核分裂を一定にコントロールします。
●9×9燃料の採用
東通原子力発電所では、「9×9燃料」を採用しています。「9×9燃料」とは、燃料棒を9行9列に配置し(従来燃料は8行8列の配置)、燃料集合体1体あたりに含まれる「ウラン235」の役割を従来の燃料よりも若干高めの平均3.7%にすることにより、長持ちするようにした燃料です。
これにより使用済燃料の発生量を低減することができ、燃料コストの低減ならびに放射性廃棄物発生量の抑制が期待できます。
|