原子力情報 The information of Nuclear Power
 
 

 原子炉建屋は原子炉圧力容器およびこれを納める原子炉格納容器等から構成されており、核分裂の際に生じた熱エネルギーを蒸気に変換してタービンに送り出す原子力発電所の中心的な建物です。
 建物は、岩盤の上に作られた丈夫な人工岩盤の上に直接建てることによって、地震の影響を少なくするとともに、鉄筋を密に配した鉄筋コンクリートで強い強度をもっております。

1号機
平 面 約76m×約80m
地上高 約37m



■地震対策

東通原子力発電所第1号機は、考えられる最大の地震に対して、大きな事故の誘因とならないよう、十分な耐震性を有するように、設計・施工しています。

東通1号機原子炉基礎岩盤

●設置場所
@活断層の上にはつくらない
建設用地を決める際には、徹底した地質調査を行い、地震の原因となる活断層を避けています。

A岩盤上に建設
原子力発電所の重要な機器・建物などは、地震による揺れの小さい、堅い岩盤の上に設置します。


原子炉建屋などの重要な建物は、主に1千数百万年前に形成された強固な岩盤が支持しています。
(岩質:凝灰岩:凝灰角礫岩)
敷地地盤の調査は、総延長約39,900メートルに及ぶ369本のボーリング調査、総延長約1,030メートルの試掘坑調査などを実施しています。


●耐震設計
◎最大の地震を考えた設計
建物は剛構造とするとともに三陸沖や十勝沖などに発生する大地震や敷地周辺の活断層による地震などを十分調査し、考えられる最大級の地震を想定し設計に反映しています。
また、原子炉建屋は、建築基準法に基づく地震力の3倍の地震力にも耐えるように設計しています。
さらに、発電所の敷地内に活断層がないことを確認していますが、設計ではマグニチュード6.5の直下地震も考慮しています。
そして、地震による複雑な揺れを高精度に解析し、安全性を確認しています。


■原子力発電所の耐震設計と一般建物との比較
原子力発電所の耐震設計と一般建物との比較

■東通1号機原子炉建屋基礎配筋(上端筋)
東通1号機原子炉建屋基礎配筋(上端筋)


■津波対策

津波に関しては、過去の地震に伴う津波の大きさを十分調査するとともに、海底や海岸の地形、護岸や防波堤を考慮したモデルにより、敷地周辺での津波の大きさを解析しています。この津波の最高高さに満潮時の水位を加えた最大水位が発電所敷地の高さより十分低いことを確認しています。

■原子力発電所の津波の最高高さと敷地地盤との関係
原子力発電所の津波の最高高さと敷地地盤との関係




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