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近年、省エネルギーの推進や地球温暖化防止の観点から空調機器の効率化が求められており、寒冷地において,特に低外気温度における暖房の高効率化が求められています。
一方で、従来のヒートポンプは、外気温度の低下にともない暖房能力が低下するなど快適性を損なう可能性があったことから、寒冷地においては、化石燃料による燃焼式暖房が一般的でした。
そこで当社は、寒冷地での省エネルギーの推進と快適性の向上を目指し、空気熱源ヒートポンプの普及促進を図る目的で、北海道電力(株) 、北陸電力(株) 、中部電力(株) 、中国電力(株) 、ダイキン工業(株)と共同で、寒冷地向け高効率ビルマルチエアコン「ホッとエコビルマル」(図1)の研究・開発に取り組みました。
北海道旭川市、秋田県秋田市で実施した冬季フィールド実証試験(図2)から得た当該施設の暖房性能と、比較機(現在販売中の機器)からの改善効果データ(ピーク時暖房性能、デフロスト性能および暖房立ち上がり性能)を基に、新システムの2段圧縮冷凍サイクルの性能効果を検証しました。
図3に低外気温度時の暖房の冷媒フロー図を示します。
本システムは、通常のビル用マルチエアコンに加えて、二段圧縮方式の冷媒回路を搭載した別置きの機能ユニットを有しています。
低外気温度になると、機能ユニットで冷媒を二段圧縮し、低外気温度における暖房効率を大幅に向上するとともに、暖房の能力の大幅な向上、素早い温風吹き出し、霜取による室温低下の緩和など、暖房運転時の快適性の向上を図りました。
なお、研究・開発した『寒冷地向け高効率ビル用マルチエアコン「ホッとエコビルマル」』は、その技術性・省エネルギー性が高く評価され、平成19年度第18回省エネ大賞『資源エネルギー庁長官賞』を受賞しています。
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