昔から、雪の魅力(みりょく)にひかれ、雪の観察や研究にいどんだ人たちがたくさんいる。
江戸(えど)時代後期の土井利位は、その代表。下総(しもうさ)国古河藩(こがはん)(現在(げんざい)の茨城(いばらき)県古河市)のとのさまだった利位は、約30年間も雪の観察を続け、さまざまな形の雪の結晶を、『雪華図説(せっかずせつ)』『続雪華図説』という本にまとめた。
利位は、黒い布を冷やしておき、ふってくる雪を布に受け、ピンセットでそっとつまんで、顕微鏡で観察した。利位の本でしょうかいされた雪の結晶の形は、当時の着物のがらにも取り入れられたよ。
![]() |
土井利位が『雪華図説』にかいた雪の結晶 30年間も雪の観察を続け、本にまとめた。 資料提供=古河歴史博物館(肖像画所蔵 正定寺) |


