head 第3章 head
space 環境問題への取り組み状況

3. 地域社会との環境ネットワークの展開
(6)発電所の環境調和対策

1.周辺環境と調和した環境保全林の形成

 1998年度は,東新潟火力発電所4号系列の建設工事にあたって構内の緑化工事を実施し,発電所周辺環境との調和を図りました。
 1999年度は,女川原子力発電所3号機建設工事にあたって構内の緑化工事を行います。

 
東新潟火力発電所

▲東新潟火力発電所



2.ダム周辺の公園化

 ダムの保安対策に十分配慮し,ダム湖およびその周辺を公園等として一般に開放しています。

 
上野尻ダム

▲上野尻ダム



3.ダム流芥木の再利用

 会津若松支社阿賀野川ダム管理所では,ダム取水口にたまるゴミのリサイクルに取り組んでいます。
 新郷ダム(福島県)では,年平均で大型トラック630台分,約4,400ものゴミを処分しています。このゴミの大半が,カヤや落葉で占められていることに着目し,4年間の試行錯誤の末,木酢液の活用により完熟時間を大幅に短縮して,良質の肥料「あがのまる」を作ることに成功しました。この堆肥は,近隣の農家に無料で提供していますが,供給が追いつかないほど好評を得ています。

 
肥料「あがのまる」作成状況

▲肥料「あがのまる」作成状況



4.湖沼の水質管理

 河川および湖沼の水質保全を目的として,8個所において定期的に水質調査を実施しています。


実施ダムおよび湖沼名称

夏瀬・八久和・上郷・蓬莱・本名・沼沢沼・揚川・野尻湖

観測項目

pH・BDO・SS・DO・大腸菌群・その他 

〔1998年度〕
本名・揚川・野尻湖・沼沢沼の4個所
〔1999年度(予定)〕
夏瀬・八久和・上郷・蓬莱・沼沢沼の5個所


5.建設工事中の環境影響の低減対策

●工事排水においては,濁水処理施設,仮設沈殿池を設置し,濁度,pHを調整した後に排水するなど水質汚濁防止に努めています。

●工事の実施にあっては周辺環境へ配慮した低騒音・低振動工法を採用するとともに騒音・振動測定を実施しています。

●土捨て場においては飛砂防止シートなどの敷設,また,構内道路等への散水により粉塵防止に努めています。

●構外へ運行される車輌(ダンプトラックなど)は,タイヤ洗浄設備の通過によりタイヤを洗浄するなど,周辺一般道路の環境への配慮を行っています。

●港湾工事に使用する捨石は、洗浄設備により捨石の洗浄を行い水質汚濁防止に努めています。

●浚渫工事,埋立工事等の海域における工事では,汚濁防止膜等の敷設により水質汚濁防止に努めています。



6.地熱発電所硫化水素ガス除去による異臭防止

 柳津西山地熱発電所周辺から時々異臭の問合せが寄せられたことから,1998年7月に硫化水素除去装置を設置し,異臭原因物質である地熱蒸気中の硫化水素ガスの除去に努めました。
 この異臭は,風が極端に弱い特異な気象条件と発電所冷却塔からの硫化水素量が比較的多いなど,発電所の位置の特異性が相まって発生したものです。

 
硫化水素除去装置

▲硫化水素除去装置





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