地球環境レポート2000
ごあいさつ

 今日の環境問題は、日常生活に関係の深い廃棄物問題などをはじめ、地球温暖化やオゾン層の破壊など地球規模にまで拡大しています。こうした中、国では2000年を「循環型社会元年」と位置づけ、新たな法規制や施策検討が進められておりますが、国際的には、11月にオランダのハーグにおいて気候変動枠組条約第6回締約国会議(COP6)の開催が予定されており、「京都議定書」の具体的な枠組みの決定を目指した協議が行われます。
 「環境の世紀」といわれる21世紀を目前に控えて、今まさにこれまでの社会経済システムの大きな転換期を迎えております。

 電気事業におきましては、今年3月から本格的な競争時代がスタートし、事業活動全般にわたり変革を必要とする厳しい経営環境に直面しています。さらに、環境規制や省エネルギーの強化など、環境問題への取り組みが経営に与える影響はますます大きくなると認識しています。

 このように経営環境が大きく変わりつつある中で、当社は今年3月、今後の東北電力および企業グループ全体の経営の道標として、新ビジョン「変革と創造 そして飛躍〜新たな東北電力をめざして〜」を定めました。この中で、環境問題については、重要な公益的課題の一つと位置づけ、電力の安定供給を基本に地域社会との信頼関係を保ちつつ、環境保全とコスト低減の両立を目指した経営を推進していくこととしています。

 1999年度は、地球温暖化対策の一環として原子力開発の推進や火力発電所の熱効率向上など設備面の対策に加え、エネルギー有効利用対策や地域社会に根ざした環境保全・リサイクル活動、さらには海外植林事業への参加など国際的な取り組みも積極的に行いました。2000年度は、「地球環境行動計画第期(1998〜2000年)」の最終年として、これまでの施策を一層推し進めていきます。

 このたび、当社の環境保全活動に対する取り組み状況をとりまとめ、「地球環境行動レポート2000」として発行しました。本書を通じて、当社の環境保全への取り組みについて、ご理解をいただくとともに、ご意見等をいただければ幸いと存じます。



2000年8月 東北電力株式会社取締役社長写真
東北電力株式会社
取締役社長

八島俊章
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