地球環境レポート2000
環境問題に関する取り組み状況
環境に配慮した電力設備の形成と運用資源の有効利用
石炭灰有効利用の拡大
 石炭火力発電所において発生する石炭灰は、主にセメント原料(粘土代替)やセメント混和材として、また、埋立てなどの土地造成用として有効利用を図っています。
1999年度は、新たに苗床の土壌改良材としても活用を図り、有効利用率が68.4%になりました。
石炭灰有効利用の推移
石炭灰有効利用の推移
石炭灰有効利用に関する調査・研究
クリンカ灰の土木工事材料への適用
 石炭火力発電所のボイラー炉底に溜まる石炭灰(クリンカ灰)は、砂粒状で天然砂と同様の性質です。当社と建設省東北技術事務所は、このクリンカ灰を土木工事の盛土材に利用するための技術を共同で開発しました。
盛土堤体
盛土堤体
アスファルトフィラーへの適用
 道路舗装に使用されるアスファルト混合物に石粉(フィラー)は必要不可欠で、この石粉の代替品としての石炭灰の研究を進めています。研究は、能代火力発電所の石炭灰(細分)と石粉の品質、混合割合等についての調査を実施しています。
アスファルトフィラー
アスファルトフィラー
クリンカ灰利用による園芸培養土の開発
 クリンカ灰を原料とする野菜や花卉の園芸培養土(培地)の研究を行っています。クリンカ灰培地は、市販製品培地と比較して、育苗性能に大差はなく、また軽量で搬送性に優れていることから、苗用の培地として利用できることがわかりました。鉢上げ培地や家庭園芸培地としての利用についても研究を進めています。
クリンカ灰培地で育てたトマトの苗
クリンカ灰培地で育てたトマトの苗
ダム流芥木の再利用
 会津若松支社阿賀野川ダム管理所では、ダムの取水口にたまるゴミのリサイクルに取り組んでいます。新郷ダム(福島県)では、年平均で大型トラック630台分、約4,400m3ものゴミを処分しています。このゴミの大半が、カヤや落葉で占められていることに着目し、4年間の試行錯誤の末、木酢液の活用により完熟時間を大幅に短縮して、良質の肥料「あがのまる」を作ることに成功しました。この堆肥は、近隣の農家に無料で提供しており、供給が追いつかないほど好評を得ています。
肥料「あがのまる」作成状況
肥料「あがのまる」作成状況
資源の有効利用 2/3
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