地球環境レポート2000
環境問題に関する取り組み状況
環境に配慮した電力設備の形成と運用地球温暖化防止対策
未利用エネルギーの活用
 変電所、ビルからの廃熱、下水、地下、外気等のもつ温度差エネルギーなど、さまざまな未利用エネルギーはヒートポンプを介して有効な熱エネルギーとして回収し、地域熱供給に活用することにより、化石燃料の使用が削減されCO2排出が抑制されます。また、蓄熱システムと組み合わせることにより一層のエネルギー利用効率向上と負荷平準化に貢献しています。1995年からは秋田中央変電所変圧器の排熱を暖房、給湯、融雪用としてシティビル秋田(関係会社の東北シティ開発株式会社所有)に供給しているほか、火力・地熱発電所からの排熱、温排水を活用した設備も設置しています。
盛岡駅西口地区
 1997年11月に事業を開始し、現在、盛岡地域交流センター・岩手朝日テレビに熱供給(冷熱・温熱)を行っています。本地区では、未利用エネルギーである岩手県の北上川上流流域下水道中川ポンプ場の未処理下水の持つ熱エネルギーを主熱源とした蓄熱式ヒートポンプ方式であり、隣接する西通変電所 (30MVA×2台)の排熱も回収(温熱製造時のみ)しています。
 1999年度は22,552GJ 販売しました
能代エナジアムパーク
 能代火力発電所のPR館として1993年7月にオープンした「能代エナジアムパーク」では、発電所の排熱を熱帯植物園の熱エネルギーとして活用するなど、エネルギーの有効利用に努めています。2000年5月には、来館者が100万人を越えるなど人気を博しています。   能代エナジアムパーク
能代エナジアムパーク
仙台泉中央地区
 東北初の熱供給事業として1992年7月に事業を開始し、現在はショッピングセンター・駅ビル・セルバに熱供給(冷熱・温熱)を行っています。地域冷暖房システムは、外気を熱源とし効率の高いヒートポンプと蓄熱槽を組み合わせた蓄熱式ヒートポンプ方式で夜間の電気を活用し、エネルギーの有効活用を図っています。
 1999年度は39,368GJ販売しました。
  仙台泉中央熱供給センター入居ビル外観
仙台泉中央熱供給センター入居ビル外観
その他の温室効果ガスの排出抑制
 1997年12月に京都で開催されたCOP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)では、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)の6種類の温室効果ガスを対象とする削減目標を定めた京都議定書が採択されました。CO2以外の温室効果ガスの排出削減についても取り組んでいます。
六フッ化硫黄(SF6
 温室効果ガスの一つであるSF6は、電気絶縁性能が空気の3倍という優れた特性を有していることから、主にガス遮断器、ガス絶縁開閉装置およびガス絶縁変圧器等の電力機器の絶縁材料として使用されています。こうした機器の内部点検等におけるSF6ガスの大気放出を防止するため、SF6ガス回収装置を使用し、1999年度実績は94.6%の回収率を達成しました。
亜酸化窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)
 N2Oは、火力発電所から燃料の燃焼に伴い排出しますが、その量は極くわずかです。
 また、HFCは、発電所での溶接個所等のリーク(漏れ)チェックのために使用しており、年間排出量は0.2t 程度です。
地球温暖化防止対策 7/8
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