II.環境行動計画

1.環境に配慮した電力設備の形成と運用
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(7)技術開発の推進

[1]CO2回収・固定化技術研究

●全国の電力会社の共同研究としてPSA*法によるCO2回収のためのベンチ規模の試験装置(5m3Nh)を設置し,高性能吸着材の基礎特性試験と除湿システムの最適化を図るための要素技術開発を引き続き実施します。これらの試験評価に基づき,システムの最適化や実用化の可能性を検討しております。

*PSA(Pressure Swing Adsorption)
圧力の変化でガス成分を選択的に吸着するゼオライトを用いたガス分離法。空気を原料とし,酸素や窒素を分離製造する技術が実用化されています。

●微細藻類は優れた光合成能力を持ち,CO2を吸収して増殖します。当社では,火力発電所のボイラー排ガス相当の濃度でも育成する藻類を探索し,大量に培養する技術開発に取り組んでまいります。 image 微細藻類の研究
▲微細藻類の研究


[2]廃プラスチック油化技術の開発

 廃プラスチック連続油化実証試験プラント(処理能力0.5t/12h)を用いて,排出される配電線被覆材(架橋ポリエチレン)を対象に油化実証試験を関係会社,メーカーと共同で実施してまいります。
image 連続油化実証試験プラント
▲連続油化実証試験プラント

[3]電力貯蔵用NaS電池の実証研究

 電力貯蔵技術として最も開発が進んでいるNaS電池を用い,長期耐久性や信頼性の評価試験を継続実施してまいります。


[4]ニッケル-水素電池の開発

 ニッケル-水素電池駆動式配電工事用高所作業車を開発し,配電作業時の無排気ガス化,低騒音化に目途をつけておりますが,今後は一層の性能向上等により実用化をめざした研究開発を進めてまいります。


[5]新エネルギー発電の実証研究

 太陽光発電,風力発電,波力発電,燃料電池の新エネルギーについては,当社事業所等に設置して引き続き実証試験を実施してまいります。
 太陽光発電,風力発電については,初期市場が形成されつつあることから,技術面や経済性等の評価を行い段階的に研究を終了していきます。
 なお,NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から受託している500kW級大型風力発電システムの運転研究については,1998年度まで実施する予定です。


[6]地域環境の調査

 気象衛星NOAA(ノア)の情報をベースとした環境評価指標を求める手法の開発を進めてまいります。


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