3Rへの取り組み 〜 柱上変圧器の再利用

送配電の取り組み送配電の取り組み|2016年3月30日

3Rへの取り組み 〜 柱上変圧器の再利用

 電柱の上に載っている、グレー色のバケツのような形をした柱上変圧器。この柱上変圧器は、変電所から送られる電気を、ご家庭で使用できる電圧に下げる働きをしています。今回はこの柱上変圧器の再利用についてご紹介します。

柱上変圧器とは

 発電所で作られた電気は、変電所で電圧を6,600V(ボルト)に下げ、配電線を通って皆さまのご家庭へ届いていますが、ご家庭で使用できる電圧100V、200Vへ下げる働きをするのが、電柱の上に設置されている柱上変圧器です。

画像電柱に設置されている柱上変圧器

東北電機製造株式会社

 宮城県多賀城市にある、東北電力グループ企業の東北電機製造(株)では、この柱上変圧器を製造しています。
 また、2014年からは、更新時期を迎えるなどの理由で撤去された柱上変圧器の再生修理も行っています。

画像東北電機製造(株)

画像【 柱上変圧器タンクの溶接作業 】
ロボットによる、タンクの自動溶接作業

柱上変圧器の再使用

 撤去された柱上変圧器は、東北電力の資材センターに運ばれた後、外観に大きな損傷のないものは、東北電機製造(株)などの修理工場に持ち込まれます。

 東北電機製造(株)では、柱上変圧器の蓋を開け、絶縁油の抜き取りや、変圧器の心臓部である、組み合わされた鉄心とコイルを取り出します。

 変圧器外側のタンクの再塗装を行い、劣化したパッキンなどを取り替えた後、点検を終えた鉄心・コイルや絶縁油を入れて、再度柱上変圧器として出荷されます。

 修理品として出荷される柱上変圧器は、部品の約9割を再使用しています。

画像【 撤去された柱上変圧器の解体作業 】
タンクから鉄心・コイルを抜き取り、各部分の点検・修理を行います

画像【 タンクの再塗装処理 】
タンク部分は付属している部品を取り外した後、
表面の塗装を剥離し、再度塗装を行います

画像【 修理品の組み立て作業 】
再塗装を終えたタンクに、
点検を終えた鉄心・コイルを組込んでいきます

画像【 修理を終えた柱上変圧器 】
新品と同じように、再度変圧器として働きます

 東北電力企業グループでは、持続可能な社会の実現のために、これからも廃棄物の排出抑制・再使用・リサイクル(3R)に取り組んでまいります。

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