原子力情報 The information of Nuclear Power   ウィンドウを閉じる
定期検査


 原子力発電所では、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(以下、「原子炉等規制法」という。)に基づき、約1年に1回原子炉を止めて施設定期検査(以下、「定期検査」という。)を行います。
 定期検査は、発電所の設備を健全な状態に維持し、トラブルの未然防止や発電所の安全運転を図ることを目的として行うものです。
 あわせて、定期事業者検査※1を実施するとともに、定期安全管理審査※2を受審いたします。
 現在我が国の原子力発電所の定期検査期間は、標準的には約3ヶ月程度となっています。



※1 改正原子炉等規制法(平成24年9月19日施行)により、従来、国が実施してきた定期検査および電気事業者が実施してきた自主点検を合せて、定期事業者検査として位置付け、検査結果を記録・保存することなどが新たに義務付けられている。定期事業者検査の一部について原子力規制委員会による立会や記録確認が実施される。

※2 定期事業者検査に関して事業者の組織、体制、検査方法などについて原子力規制委員会が審査・評定する制度。

(2)過去の定期検査実績(解列〜総合負荷検査)
期間 定検日数 併入(注)年月日 併入までの所要日数
1 平成19年1月7日〜平成19年6月6日 151 平成19年5月9日 123
2 平成20年3月22日〜平成20年8月13日 145 平成20年7月18日 119
3 平成21年9月12日〜平成22年1月7日 118 平成21年12月7日 87
(注)併入:発電所を送電網へ接続し、送電を開始すること。




 放射線作業をする場合、従事者は全員事前に法令で定められた健康診断、 いままでに受けた線量の確認、放射線管理についての教育などを受けます。 作業に当たっては、ひとりひとりが小型の放射線測定器を着用し受けた線量を常に測定しています。
 放射線業務従事者の受けた線量は法令で定められた記録の引き渡し機関として指定されている 「放射線従事者中央登録センター」へ引き渡し後、一括して登録・管理されますので、 何ケ所もの原子力発電所で働く人の受けた放射線量も確実に管理されます。
 原子力発電所で働く人達が受ける線量限度については、国際放射線防護委員会が、 5年100ミリシーベルトかつ年間50ミリシ−ベルトを勧告しており、わが国でもこれを法令に取り入れています。
 この線量限度を超えないようにするのはもちろんのこと、さらに線量をできるだけ少なくするために、 設計・建設・運転の各段階はもとより運転管理・作業管理においてそれぞれ低減対策を図っています。


◎定期検査時の被ばく実績
号機 定期
検査
回数
実施期間 放射線業務
従事者数
(人)
総線量
(人・Sv)
平均線量
(mSv)
最大線量
(mSv)
1 1 平成19年 1月 7日〜平成19年 6月 6日 1,694 0.14 0.08 3.34
2 平成20年 3月22日〜平成20年8月13日 2,024 0.40 0.20 7.15
3 平成21年 9月12日〜平成22年1月 7日 1,852 0.45 0.24 8.27

測定器:個人用警報線量計
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