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無理なくきれい! すっきり片付く整理収納術〜お片付けの基本と親子でできる整理収納のコツ〜
暮らし

お片付けから始まる新生活

暮らしのカウンセラーとして

 私は不動産業の仕事をしていますが、単に賃貸物件を紹介したら「そこでおしまい」ではなく、「そこから始まる」という視点で、楽しく明るい毎日になるよう、サポートできる存在でありたいと思っています。整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト、ファイナンシャルプランナーといった資格も、こうした思いから取得しました。
 現在は、住宅展示場をお借りしてのセミナーなどで、整理収納やお部屋の模様替え、お掃除のコツ、マイホーム取得に向けた資金づくりや土地探し、資産運用などについて、アドバイスや提案を行っています。
 一言でいいますと、暮らしのカウンセラーとして「ワンストップ」で対応できるサービスを提供したいと考えています。
 今回は、進級進学のシーズンでもありますので、「お片付けの基本」と「親子でできる! 整理収納術」について、ご紹介したいと思います。

きれいに片付いたお部屋はやっぱり気持ちがいいもの。でも「片付けるのが苦手」「すぐ散らかってしまう」という方も多いのでは? そこで今回は、整理収納アドバイザーの鈴木薫さんに、お片付けの基本と親子でできる整理収納のポイントを教えていただきました。

整理収納アドバイザー
鈴木 薫 さん

プロフィール

仙台市内で不動産会社(株式会社Port House)を営む傍ら、整理収納アドバイザーとしても活躍。また、ファイナンシャルプランナーとして、住まいの資金づくりや資産形成などのコンサルティング業務も行っている。宅地建物取引士。ルームスタイリスト・プロ認定講師。暮らしナチュラリスト・プロ認定講師。

 

お片付けの基本は「ワンアクション」

「定位置管理」+「ワンアクション」で

 整理収納は学校で学ぶ機会もほとんどありませんから、「片付は苦手」という方、とても多いですね。そこで最初にお伝えしたいのが「お片付けの基本」です。
 例えばペンやメモ用紙など、しょっちゅう使うものが、引き出しの奥や扉を開けてさらにふた付きのケースにしまってあったとしたら、取り出す時も戻す時も、とても面倒になってしまいます。トレイの上が定位置であれば、すぐ取り出せ、使い終わったらすっと戻せます。
 このように、「定位置管理」が「ワンアクション」で済む仕組みづくりがお片付けの基本中の基本であり、きれいを長続きさせる秘訣なのです。
 ものが散らかる最大の原因は、使ったものを元の場所に戻さないことに尽きます。ただし、せっかく定位置を決めても、片付けが「ツーアクション」以上になるといけません。なぜ「ワンアクション」なのかと言いますと、ほとんど無意識のうちに定位置に戻せるからです。つまり心理的な負担が少ないということです。

 
知ってなっとく!①

「ワンアクション」の仕組みづくり

<ポイント>普段使うものは、使う場所のできるだけ近くに置いたり収納するようにしましょう

洗面台のそばに歯ブラシを置く、IHの近くにフライパンなどをしまうのと同様、使うときすぐ取り出せて使ったらすぐ戻せるよう、できるだけ使用する場所の近くに収納スペースや置き場所を設けることが大切。動線が長くなってしまうと片付けるのが嫌になってしまいがちだからです。

例えばダイニングテーブルの上にいろんなものが置いてあるお宅を見かけます。スマホやお財布、ハンカチなど、しまう場所がすぐ近くにないとそうなります。そばに収納スペースや置き場所があると、戻すのが億劫にならず、きれいに片付きます。

 

収納は「8割程度」で

 お片付けの基本として「定位置管理」「ワンアクション」と並んで大切なのが「8割収納」です。
 例えばクローゼットに洋服がぎゅうぎゅう詰めになっていると、見た目もよくないばかりか、必要なものが「見つけにくい」「出しにくい」、取り出したら「しわだらけ」などということになりかねません。
 常に収納は「8割程度」を心がけていただくだけで、これらの問題は一気に解決できます。

ルールを細かく決め過ぎない

 整理収納のルールをつくって細かく仕分けると、「すごく片付けた」という達成感があるものです。ただ、これにはあまり機能的でない側面もあるのです。

 収納ポケットがたくさん付いたビジネスバッグを想像してみてください。スマホを入れるポケット、お財布を入れるポケットなど、細かく分かれていると、「これでものが迷子にならなくていいぞ」と思われるかもしれませんが、いざ実際に取り出す時にどこに何をしまったのか分らなくなった、などということが起こるものです。
 お部屋の収納でも同様のことがいえるのです。戻す時も仕分けルールの数が多ければ多いほど面倒ですから、ある程度大きく分けていただいた方がいいと思います。「ルールを細かく決め過ぎない」ということもお片付けの基本です。

 

実践編① クローゼット整理術

タテ方向の空間利用がポイント!

 アパートで一人暮らしの学生さんなどの場合、付いている大きな収納はクローゼットの1カ所だけ、などという場合も多いと思います。また、ファミリーの場合でも、家族一人あたりの洋服の収納スペースは案外限られているものです。
 ということは、お片付けや8割収納を実践するに当たっては、クローゼットの空間を効率よく使うことがとても大事になってきます。
 クローゼットは一般的に床から天井までタテ長ですので、洋服をかけたとき、1m前後のワンピースやコートを掛けても、下に空間が60cmぐらいは空きます。その空間をいかに上手に利用するかがクローゼットの整理収納のポイントとなります。
 お勧めしたいのは60cmくらいの高さの衣装ケースやチェストを置くことです。この場合、奥行きは50cmくらいのものにしましょう。人間の手の可動域は50cmくらいですから、それ以上の奥行きはムダなスペースになりがちです。
 クローゼットの上部に棚がある場合、季節外の洋服や普段使わないものを収納ボックスに入れてしまうとよいでしょう。
 こうしてクローゼットの上と下の空間をフル活用することで、洋服やインナーウエア、靴下や小物類などは相当の量が収納できるものです。ただし、通気性を確保するため、衣装ケースなどで空間を埋め尽くさないように注意します。

 
知ってなっとく!②

靴下のしまい方

<ポイント>必ずペアでしまい、週単位で管理

朝出がけに靴下の左右がそろわず、慌てないためにも、靴下のようなペアのものはペアでしまうようにしましょう。

週5日外出する場合、あらかじめ5足用意しておく、というふうに、週単位で管理するのがコツです。

20足も30足も持っている方も、こうすることで傷んだものをチェックしやすくなりますし、状態のよいものがペアで1週間分そろっていれば、朝、慌てずに済むようになります。

 

目で見るクローゼットの整理収納

[Before]

ぎゅうぎゅう詰めのクローゼット。通気性も悪そうです。

季節外の衣類が混在しています。

せっかくの衣装ケースも空のものが多く、乱雑に置かれ、活用されていません。

掃除機なども洋服のそばに放置されたままです。

[After]

季節の洋服のみハンガーにかけ、それ以外は衣装ケースに収納。

これで適度な隙間を確保した「8割収納」を実現。

通気性を確保するため、余分な箱などを撤去し、空間を埋め尽くさないようにします。

洋服以外の掃除機などは別のスペースへ移動。

 

実践編② 親子でできる整理収納

親子でお片付けの基本

 小学生ぐらいのお子さんを持つお母さんたちへお伝えしたいのは、ちょうど心と体が成長する一番大事な多感な時期に、お片付けがうまくできないからといって、「片付けられない駄目な子ね」という言い方は避けていただきたいのです。
 学校ではお片付けなどについては、ほんの少ししか教えられていませんから、「できなくて当たり前」くらいに思って接することが必要です。
 なによりも、まずお母さんがきれいな空間をつくってあげて、お子さんにその心地良さを体感させることが大事です。
 そして、普段お子さんが学校やおうちで使っているものを、まず親子で確認し、よく使うものほど「取り出しやすく」を意識して、片付けやすい仕組みを一緒につくってあげることをお勧めしています。

 
知ってなっとく!③

お片付けの習慣を付けるために

<ポイント>時間をかけて見守ること

お片付けの習慣が身に付くまで、お子さんをしっかり見守ってあげましょう。

子どもがお母さんやお父さんから言葉を習うように、お片付けも親から習うものです。

一喜一憂したりイライラしたりしないで、時間をかけてお子さんが習慣付くまで根気よく一緒にお片付けをしていくことが大切です。

子どもでも、やっぱりすっきり片付いた空間の快適さ、心地よさというのは分かるもの。その心地よさを体感してもらうため、家じゅうきれいな状態を保つようにしましょう。

 

目で見るお子さんの机まわりのお片付け

机の上に次々とものが置かれ、折り重なった状態です。

これでは宿題もやる気が起こらないことでしょう。

机の上の空間を上手に使うため、右奥に小物を置く2段のトレイを配置しました。

お子さんに確認し、いつも使うものだけを机の上に載せるようにしたので、見た目もすっきりして、とても使いやすそうです。

それ以外の大きなものは右脇の深い引き出しにしまうようにしました。

浅い引き出しも小物を仕分ける樹脂ケースなどを活用し、すっきり。

これなら使いたいものが「ワンアクション」で取り出せ、しまうのも簡単ですね。

 

「捨てる」から「選ぶ」へ

シンプルな暮らしについて

 最近は持ちものをできるだけ減らすシンプルな暮らしが話題になっています。その影響なのか皆さん「お片付け」というと「まずは捨てることでしょう」となりがちですが、「捨てる」ことに捉われ過ぎないようすることも大事です。
 というのは「やっぱりものを捨てられない」という方、結構いらっしゃるからです。そこでつまずいてしまって前に進めず、「私って片付けられないダメ人間」という自己嫌悪に陥ってしまう人もいるようです。これではお片付けがますます億劫になってしまいます。

 

使いたいものを選ぶ

 そこで私は、お片付けのアプローチ法として「使わないものを捨てる」という発想ではなく、「使いたいものを選び取る」という逆の考え方をお勧めしています。
 「使わないものを捨てる」ということになると、それ自体が義務や目的のようになってしまい、心理的な負担も増すことにもなりかねません。
 むしろ、もっと気楽に、「これからの人生や暮らしの中で、自分が使いたいものを選んで、それを残していく」というふうに考えたほうが長続きしますし、おのずと「使ってないもの」「自分の人生にはいらないもの」が見えてくるものです。つまり「見極める力」を養うこと。これがお片付けのポイントです。

 

引越しも「捨てる」から「選ぶ」の発想で

 私たちは就職や転勤、住み替えなど、さまざまな理由で引越しの機会があると思います。引越しは家にあるものを整理する絶好の機会ともいえます。
 その場合、「これからの人生や暮らしの中で、自分が使いたいものを選んで、それを残していく」ことを優先して考えていただくと、選択基準がはっきりします。逆に「最近この趣味はもうあまり魅力を感じない」というものがあったら関連するものは処分しやすくなります。これからの人生を考えていただいて、「見極める」ことが大切です。
 「使わないものを捨てる」ということになると、それ自体が義務や目的のようになってしまい、心理的な負担も増すことにもなりかねません。

お引越しが決まったら
http://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/moving/

 ですから、離れて暮らすお子さんのものなど、自分で見極められないものは、後のトラブルを防ぐためにも、当事者に選別してもらったほうが良いと思います。
 また、引越し先の収納スペースがあらかじめ分かっている場合は、そこに余裕をもって入りきる分量を目安に選ぶのも合理的です。
 引越しは多くの場合、時間との戦いとなりますから、荷物をまとめる際、必要なものを素早く「見極める」ことが求められますし、引越し先で荷ほどきをしてからは、普段の整理収納の腕の見せどころであるといえます。
 そうした際、今回の私のお話が少しでもお役立ていただければうれしい限りです。

 

整理収納アドバイザー
鈴木 薫 さん

https://www.port-house.jp

●ひとこと

 不動産業の仕事をしていると、やはりお家を買うためのマネープラン、ローンプランについて相談を受けることがあります。晩婚化が進み、リタイア後もお子さんの教育費が必要というケースも増えていますので、ファイナンシャルプランナーの立場から「キャッシュフロー表」で「現在と将来の家計を見える化」し、「頭金を払ってもある程度の預金は残しておくこと」「さまざまなリスクへの備え」などを具体的にアドバイスしています。
 整理収納から模様替え、お掃除法のアドバイスまで、不動産業をベースに、ありとあらゆる暮らしまわりの「ワンストップサービス」の提供で、お客さまから「あなたに相談してよかった」と言っていただけるようになりたいと思っています。

「キャッシュフロー表」は、特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のウェブサイト上で公開されています。

[参考URL] https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/

 

2017年3月掲載

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