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リースを飾って玄関やお部屋をもっと素敵に!〜手軽につくれるキッチンリース〜
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(写真左)樽井さんによるクリスマスリース

(写真右)2009年の合同作品展(写真提供:杜の未来舎)

リースをもっと楽しもう!

自由な発想で飾り方や使い方を考える

 リースは、室内の壁やドアなどに飾る花や葉などでつくった装飾用の輪のことで、クリスマスリースがその代表格といえます。 大きさも大小さまざまありますから、テーブルに置いたり、髪飾りにしたり、自由な発想で飾り方や使い方を考えるのも楽しいものです。
 写真の私はカーディガンの胸元に小さなリースをとめてブローチにしています。真ん中のパール飾りは片方をなくしてしまったピアスを使っています。 こんなちょっとしたアイデアでおしゃれが楽しめるところも、リースづくりの面白さですね。

リースのブローチ

クリスマスシーズンが近づいてくると、リースを飾るご家庭も多いことでしょう。そこで、お子さんはもちろん、 誰にでも手軽に楽しめるリースのつくり方について、リースデザイナーの樽井晴美さんに、教えていただきます。

リースデザイナー
樽井 晴美さん

プロフィール

福島県福島市生まれ。仙台市在住。20代半ばにアレンジフラワーを3年ほど習い、その後リース制作に取り組む。2007年から本格的に制作活動を開始。 09年から13年まで毎年、杜の未来舎ぎゃらりぃ(仙台市)で作品展を行う。 11年(株)鐘崎とセキスイハイム東北(株)山形支店でリースづくりのワークショップ講師を務める。12年(株)鐘崎の広告用リース制作を担当。 リースづくりを通し、他のクリエイターとのコラボレーションなどにも積極的に取り組んでいる。

 

リースづくりは自分が楽しむことが基本

 私のリースづくりのキャリアは、20代半ば、アレンジフラワーを3年ほど習っていた時期に、生のヒバを使ってクリスマスリースをつくったところからスタートしました。 出来上がったものはごく普通のクリスマスリースでしたが、とても面白かったことを今でもよく覚えています。
 それ以来、毎年クリスマスの時期になるとリースづくりをするようになり、材料のツタや木の実を集めに出掛けるなど、 すっかりハマってしまいました。そのうち、自宅の近くにお花屋さんが開店し、店主が私のリースづくりのよき相談相手になってくれたこともあり、一気にバリエーションが増えていきました。
 私のリースづくりの基本は、まず自分が楽しむこと。そしてつくったものを人にプレゼントして喜ばれたら、さらに幸せな気分になれますから、こんな素敵なことはありません。

クリスマスリースづくりのポイント

 クリスマスリースは、クリスマスの雰囲気を盛り上げるにはうってつけのインテリアです。ツリーのように場所も取らず、子どもから大人まで楽しめる装飾の一つといえるでしょう。
 素敵なクリスマスリースをつくるには、次のポイントを押さえておけば簡単です。
 まず、リースづくりの土台となる「リース台」ですが、これはホームセンターや100円ショップに行くと、さまざまな大きさのものが手に入ります。 このリース台に写真のようにラッピング用のリボンテープを絡めたり、クリスマスケーキ用のアクセサリーなどをあしらうだけで、ぐっとクリスマスリースっぽくなるものです。

 これに、公園などに落ちているいろいろな木の実や、ワインボトルのコルク栓などを接着すれば、さらにクリスマスリースらしさが増します。
 もちろん、スギやモミなどの生木を使うと、とてもおしゃれなリースになります。ヒバなどの針葉樹、ヒイラギなどの常緑樹でもOKです。
 モミやマツ、ゲッケイジュなどの常緑樹の葉は、魔除けや農作と繁栄を、 ヒイラギの葉はイエス・キリストが十字架に架けられた時にかぶせられたいばらの冠を象徴するもので、キリストの「受難」を意味しています。
 これらで生木の束をつくり、リース台を1周するように茶色や緑色の針金でくくり付けます。針金はリース台の売り場にたいてい置いています。 さらに松ぼっくりやスズバラの赤い実(キリストの流した赤い血を意味する)やシャリンバイの黒紫色の実などが付いた枝を埋め込むようにあしらうと、写真のようなリースが簡単につくれます。

知ってなっとく!①

リース台を手づくりするコツ

 リース台は、お庭や雑木林などで、つる性の植物を採取して手づくりすることもできます。素材が柔らかいうちでしたらそのまま簡単に巻くことができます。
 巻き方はつるの太い方から巻き始め、細い方を絡ませるようにすると収まりがよく形を整えやすくなります。
 もしつるが乾燥していて固い場合は、バケツなどにぬるま湯を用意し、これにつるを漬けると柔らかくなります。

 

親子でチャレンジ! キッチンリース

キッチンリースのつくり方

 リースは一見するとつくるのが難しそうに思えますが、意外と簡単につくれて、しかも様になりやすく、100円ショップの材料を活用するなど、 工夫次第で費用も大してかからないものです。さあ、台所にある身近な食材も活用して、キッチンリースづくりにチャレンジしてみましょう。

【用意するもの】
(用具)
  • ・はさみ
  • ・ピンセット
  • ・木工用ボンド
  • ・コピー用紙などの紙(A4サイズ1枚程度)
  • ・ウェットティッシュ
 

①素材や大きさはさまざまですので、お好みのものを選びましょう。ここでは園芸用テープの幅に収まる小ぶりなリース台を選びました。

②園芸用テープにリース台をのせ、テープが少しはみ出るくらいの位置でカットします。

③リース台の片側に木工用ボンドを付け、指先で塗り広げ、カットした園芸用テープを貼ります。指先などに付いたボンドはウエットティッシュで拭き取ります。

④裏返すとリース台がちょうど額縁のようになりますから、ここに飾り付ける材料を仮置きしてみて、配置を決めます。

⑤配置が決まったら、いよいよ接着です。紙に木工用ボンドを絞り出し、配置する材料をピンセットでつまんで、ボンドを材料の接着面に軽く付け、指先で塗り広げます。

⑥ステップ⑤の要領で、あらかじめ決めた位置に1個1個接着していきます。木工用ボンドは乾くと無色透明になりますから、 多少はみ出していても構いません。そのまま半日程度ボンドが乾くのを待ちます。

⑦接着面が完全に乾燥したら、園芸用のテープをリース台の外周に沿ってハサミでカットすれば、完成です。

【ワンポイントアドバイス】

写真の作品のように、お好みで吊るすひもの部分にカラフルなビーズを通したりするのもいいですね。
一段と見栄えがよくなり、つくり込んだ感じになります。

 
知ってなっとく!②

グルーガンでスピーディーに仕上げる

 材料の接着には木工用ボンドが最適ですが、ボンドの乾燥時間を縮めたい方には速乾性の木工用ボンドがおすすめです。 乾燥時間を約半分程度に短縮できます。瞬間接着剤は乾きが早すぎて逆に作業がしづらくなりますので、おすすめできません。
 「すぐ接着して、早く飾りたい」という方には、素早く接着できて接着力も強い「グルーガン」の使用をおすすめします。 手芸店や100円ショップなどで気軽に購入できます。グルーガンは拳銃の形をしており、引き金を引くことで「グルースティック」と呼ばれるスティック状の樹脂を溶かしながら押し出して接着できる道具で、 1分程度で接着できます。さまざまな素材に使用できて、グルースティックの色も透明のものから写真のように茶色など色付きのものもあり、女性にも人気のアイテムです。

 

ちょっとした工夫で1年中楽しめるリース

小物を加えてアレンジ

 リースは輪にしたものが多いのですが、ガーランドと呼ばれる吊り下げるタイプのリースもあります。
 ここに作例を幾つか持ってきました。写真左はアカシヤの葉にスズバラの実を麻糸で短い木の枝に結んで、目玉を貼った松ぼっくりを吊るしたものです。 ユーモラスな形ですから、子どもたちも喜ぶと思いますし、四季を問わず飾れます。

 お正月に飾るガーランドは和風の小物をあしらうことで、それらしくなります。 写真左は麻糸でシナモンや木の実、コルク栓など吊るしたものですが、これに和柄の紐、松葉などを絡めることで、ぐっとお正月らしく見えてきます。

 こうした小物を活用した方法は通常の丸いリースでも使えるテクニックです。赤いナンテンの実や小さな折り鶴を加えたりすると、 とてもお正月らしいリースに変身しますから、一度トライしてみてください。
 同じようなやり方で、夏はシーグラスや貝殻をあしらい、涼しげな色合いに統一することでサマーリースもつくれます。

サマーリースのワークショップで受講者がつくった作品例

リースの素材が乾燥していく過程も楽しみの一つ

 生木や生花でリースづくりを楽しんだ後は、時間とともに素材が乾燥していく過程の変化を鑑賞するのも、一つの楽しみ方だと思います。
 1年くらいたつと、壁と同化したような感じで、空間になじんできて、どことなくアンティーク風になります。 その間、季節の木の実などをちょっとずつ加えたりしながら楽しむこともできます。
 写真の2つのリースいずれも制作から1年以上経過しています。色合いも落ち着き、枯れた感じも、なかなか味わい深いものです。

 もちろん、プリザーブドフラワーを使用すれば、数年は生花のような美しさを鑑賞できますから、差し色としてリースに加えるのも、リースを長く楽しむ手法だと思います。

知ってなっとく!③

ドライフラワーに向いている花材

 リースに使用する花で、ドライフラワーに向いているものを少しご紹介しましょう。
 バラはカラーも豊富で、十分に美しいドライフラワーになります。ラベンダーもドライフラワーになるまで楽しめる素敵なアイテムです。 ミモザもそのはっきりとした色合いが、だんだん味のあるくすんだ色合いに変化していく過程が楽しめます。いろいろなカラーのあるセンニチコウもドライフラワーに向いています。
 お花以外でも、葉っぱの形が丸くて可愛らしいユーカリもおすすめです。そのほか、アイビーやアカシヤといったグリーンのドライフラワーも素敵ですよ。

【参考】上記以外でドライフラワーに向いている花材の一例
  • スターチス
  • ユーカリ
  • サルビア
  • ベビバナ
  • アジサイ
  • アナベル
  • カスミソウ
  • マリーゴールド
  • アネモネ
  • アブラナ
  • ヒマワリ
  • スズラン
  • ジャスミン
  • アザミ

まとめ

 リースづくりの基本は、「リース台」「枝葉の束」「花や木の実を飾り付け」の3つです。 この3要素さえ押さえておけば、あとはセンスとアイデア次第でさまざまにアレンジを楽しめます。
 クリスマスが過ぎればお正月がやってきます。ぜひ皆さんもこの冬、リースづくりにチャレンジしてみませんか?

 

リースデザイナー
樽井 晴美 さん

ダンボール造形作家が樽井さん提供のリースなどを
ダンボールの額縁に配置したコラボ作品

親子で参加して行われたサマーリースづくりの
ワークショップの様子(山形市内)

●ひとこと

 私の娘が幼稚園児の頃、秋になると家族で山へ出かけ、つるや木の実を採りに行ったものです。 私が採ってきたつるを丸めてリース台をつくり、娘が折紙でつくったサンタや靴下、木の実など付けてクリスマスリースをつくり、 子どもたちが描いた絵などと一緒に飾るのが楽しみの一つでした。
 仙台市内のギャラリーのオーナーから、お声がけいただき、2009年から5年ほど毎年他のアーティストとのコラボレーションで、 合同の作品展やワークショップを開きました。白磁やキャンドルなど、ものづくりをしている作家とコラボは、私自身とても刺激になりましたし、 異なるジャンルの作品を組み合わせることで、新たな表現の世界が広がるように感じました。そして、こうした作品展やワークショップを通し、 リースをもっと身近な装飾として親しんでいただくきっかけになったらいいなと思いました。
 葉っぱや木の実など、自然がつくり出す造形の素晴らしさを発見しながら、親子でリースづくりを楽しんだり、 暮らしを彩るインテリアとして浸透していくことを願っています。

 

2016年11月掲載

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