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一年中草花いっぱいの生活で華やかに〜暮らしの中に、手軽に緑を〜
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草花を身近に楽しむ暮らし

寄せ植えは多年草をベースに

 私は自然の風景をモチーフに、手づくりの鉢や流木をはじめとする木のフレームなどを使って、ナチュラルなテイストを大切にし、長く楽しんでいただける寄せ植えや花飾りをメーンに手がけています。 また、坪庭などのお庭づくりのお手伝いやドライフラワーづくりも行っています。
 寄せ植えをつくる場合、私は宿根草など多年草をベースにしています。 宿根草は地上部が枯れても地下に根を残すため、翌年も楽しめます。 植え替えをする必要がなく、鉢植えでも育てやすく、屋外、屋内を問わず楽しめるのが特徴です。

※1多年草:数年にわたって枯れずに毎年花を咲かせる植物の総称。 常緑で地上部分が1年中枯れないものと、 宿根草のように生育に適さない季節になると地上部が枯れるものの地下に根が残って翌年また花を咲かせるものとがあります。

  • チェイランサス
  • ヘリクリサム
  • コプロスマ
  • ツボサンゴ
  • ホワイトセージ
  • シモツケ

【季節ごとのオススメの花】

クレマチス、スズラン、サクラ、バラ、ミヤコワスレ、イベリス、ローダンセマス、ネメシア、ミモザ
クレメオ、ガウラ、ペンステモン、ルコウソウ、ポリゴナム、ポーチュラカ、ナスタチューム、ヒマワリ、アサガオ
コスモス、シュウメイギク、リンドウ、ワレモコウ、フジバカマ、キク
クリスマスローズ、ガーデンシクラメン、ビオラ、ウインターコスモス、エリカ

フラワーデザイナー・吉川久美さんの得意ワザは、まるで自然の風景のような寄せ植えや花飾りをつくること。 花の植え方、育て方、アレンジの仕方などについてアドバイスいただきながら、これからの季節にふさわしい涼感のある草花の選び方や配置の方法、1年を通して植物を楽しむコツも伺いました。

フラワーデザイナー
ガーデンインストラクター
吉川 久美さん

プロフィール

仙台市泉区でオーダーメードの寄せ植えや花飾りをつくる〈プチ・フローリスト グリーンハート〉主宰。 自然の風景をモチーフに、ナチュラルテイストの手づくりの鉢や木のフレームなどを使った寄せ植えが人気を呼んでいる。 また庭づくりの相談にも応じている。 泉パークタウンカルチャーセンターで「寄せ植え講座」を開講するほか、「寄せ植え出張教室」も随時開催するなど、初心者にも分かりやすい指導に定評がある。 最近は仙台市内を中心に、各種イベントによる展示販売の機会も増えている。

 

寄せ植えを長持ちさせるコツ

 寄せ植えがすぐ枯れてしまった、という声を聞くことがありますが、その理由として多いのが水や肥料を与えすぎていることです。 私の場合、あえて言うならば、「放任主義」です。 ある程度環境を整えたら、雨風の当たるところに置いておきます。
 私は流木を使った寄せ植えをつくることが多いのですが、土に水を含んだ状態を維持するために、通気性のあるバスケットを電動ドリルで打ち付けて器とし、モス(苔)を施しています。 こうすれば、雨に当たっても大丈夫。

 何度も枯らしてしまい、自分が育てている環境に合った品種が分からない、とおっしゃる方もいます。 そういう方は、例えば3種類植え付けた中で1種類でも花を咲かせるようであれば、それをもう一度購入して長く楽しむなど、自分にとって育てやすい品種を見つけることから始めていきましょう。

 

ベランダ・玄関で楽しむ、飾り付けのポイント

 マンション、アパートのベランダはスペースが限られているもの。 そこで工夫したいのが、高低差をつけることです。 テーブルや椅子を並べて置き、その上に鉢を置けば段差ができるので、ボリューム感を演出できます。 玄関先でも、階段などを使い、何段階か高さを出すことをおすすめします。

 
知ってなっとく!①

苗の選び方、購入のコツ

 まず、苗を選ぶときには、ヒョロヒョロと間延びしていないものを選びましょう。 葉の緑色が鮮やかであれば、それがベスト。 葉が茶色になっているものや土に苔があるものは、古い苗であることが多いです。 鉢底の穴から根が見えているものも根詰まりが始まっている可能性が高く、避けたほうがよいでしょう。

 また、購入する際のポイントとしては、あらかじめそれを植える鉢やプランターの大きさを決めておくこと。 その上で、どのような品種をどのくらい植えるのかを考えながら購入しましょう。 例えば色合いのバランスを見ながら、ご自分の好みに合った宿根草と少し華やかな一年草の組み合わせもおすすめです。

 

快適グリーンライフのススメ

夏涼しい、緑を感じるエコライフ

 夏はアイビーやフウセンカズラなどのグリーンカーテンで涼を取る人も多いと思います。 グリーンカーテンというよりも日除けに近くなりますが、私のお気に入りはモッコウバラ。 手をかけずに、毎年奇麗な花が咲き、目を楽しませてくれます。

 そこまでできないという人は、窓際に植物を置いてみてはいかがでしょうか。 それだけでも室温の低下につながり、快適に過ごせます。 暑い季節は頻繁な水やりが必要な花類よりも観葉植物や多肉植物※2のほうがよいでしょう。
観葉植物や多肉植物は屋内での鑑賞に向いていますが、 室内、室外の日当たり、風通しも含めて、どのような植物を配置するのか考えてみることをおすすめします。 体感温度が下がれば、無理せずに省エネにもつながります。

※2多肉植物:葉や茎や根などに水分を蓄えられるようになった植物。 乾燥に強いことから、砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多い。 サボテンは多肉植物と似ていますが、とげの綿毛のような白い部分=刺座(アレオーレ)があるのがサボテンで、ないのが多肉植物。

 

四季を通して植物と触れ合う

 私はリースづくりも行っています。 日本ではクリスマスのイメージが強いリースですが、サマーリースをはじめ、外国では1年を通してさまざまな形で飾られています。

 また、寒い時期には、ビオラを用いて生のリースをつくったりもします。 植え込み、寄せ植えに限定して考えるのではなく、その時々のタイプに合わせて草花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 冬になると、お客さまからクリスマスカラーで寄せ植えをつくってほしいといったご要望をいただくことがあります。 そういった場面で最も用いられるのはシクラメン。私はシクラメンの中でも、耐寒性があり屋外でも綺麗に花開くガーデンシクラメンをよく使っています。

 
知ってなっとく!②

湿気は天敵!害虫対策

木部に虫よけ効果のあるワックスを塗る
害虫対策もあります

 梅雨から初夏にかけては、植物の天敵・害虫が一気に増える季節でもあります。 じめじめは虫の大好物。水のやり過ぎには、普段以上に注意しましょう。 また、害虫対策の薬剤散布などの際は、「規定量を守ること」「使用期限を守ること」「注意事項をよく読み守ること」の三つに留意しましょう。
 私は流木を利用した器で寄せ植えをつくる際、防虫効果のあるワックスをかけています。 木をベースにした器を使うときには、そういったアイテムを使うことも一つの方法です。

【寄せ植えに付く主な害虫】

アオムシ、アブラムシ、カメムシ、ケムシ、コナジラミ、ハダニ、ヨトウムシ

植物に付く害虫は多種多様です。葉が縮れたり斑点ができるなど、植物の異常に気づいたときや自分の手におえないときは、専門家に相談するとよいでしょう。

 

ガーデニングの基本・グランドカバー術

 ガーデニングをする際に、地面を覆い隠すために植えるグランドカバー。 越冬するものを植え込んでいます。一旦枯れても、また来年も楽しめるというのがいいですね。
 私は繁殖力が強くグランドカバーに最適なポリゴナム、シェードガーデンに向くアスチルベをよく使います。 地面をはうタイプのアルナリアモンタナもグランドカバーに使えますが、多湿と夏の暑さに注意しましょう。

 また、グランドカバー代わりにハーブを使うというのも一つの方法です。 タイムやミントなどはよく繁殖し、翌年も楽しむことができますし、増えてきたときには引っこ抜いてそのまま別の場所に植えても問題がないほど丈夫です。 ちなみに、そういった植え替えをするのであれば、梅雨時がベストです。

  • ポリゴナム
  • タイム
  • アルナリアモンタナ
  • アスチルベ
 

フラワーデザイナー
ガーデンインストラクター

吉川 久美さん
http://greenheart.main.jp

●ひとこと

 もともと私の母が花好きだったので、物心ついたときからいつも植物を身近に感じて育ちました。 その頃から私の好みは派手目のものよりはナチュラルな色合いの草花でした。 園芸店や花屋さんなどの勤務を経て、2000年に独立しましたが、現在も寄せ植えなどはナチュラルな色合いで山の風景をイメージしてつくることが多いですね。 もちろん、「長持ちして丈夫」といったお客さまのご要望にはしっかりとお応えしていきます。
 寄せ植えは季節によって草花自体が表情を変える点が魅力です。 私は壁掛けも吊るすこともできる「額もの」も好きです。 流木など天然の素材を使うので、一つ一つ、これにはどんな草花が合うだろうかと考える瞬間が楽しいですね。

 

2016年07月掲載

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