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エコ家事で快適に!〜楽々できて省エネにもつながるお掃除&整理術〜
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冬のお掃除大作戦

「フィルターをきれいに」で心をお掃除モードに!

 自然素材を使った楽しい暮らし方をお伝えしているなかで、「お掃除が大変」という声はよく聞きます。あちらもこちらも「やらなきゃ」「がんばらなきゃ」と考えてしまうと、特に寒い冬などは、どうしても「仕方なくやっている」状態に陥りがちです。
 おすすめしたいのが「テーマを絞る」こと。なかでも「フィルターをきれいに」で心をお掃除モードにするやり方です。
 前回、キッチン換気扇のフィルターのお掃除方法を紹介しましたが、私たちの住まいを見渡すと、24時間換気システムの換気口をはじめ、空気清浄機やエアコンなど、さまざまなところにフィルターが使われています。ですから、いまどきの住まいのお掃除ポイントは「フィルターにあり」、なのです。フィルターをきれいにすることから始めて、心を掃除モードに切り替えるやり方はかなりおすすめです。
 フィルターは、気づかない間にホコリや汚れが付着しがちで、放置しておくとやがて目詰まり状態となって空気の流れが滞り、本来の性能を発揮できないばかりか、場合によってはカビ胞子をまき散らしたり、余分な電気エネルギーを使うことにもつながりかねません。
 冬場はお部屋を閉めきりがちですから、きれいな空気の流れを保つためにも、省エネのためにも、お掃除テーマに、ぜひ「フィルターをきれいに」を加えていただきたいと思います。

フィルターをきれいに

 では、さっそく実際にフィルターのお掃除をしてみましょう。ここで気をつけていただきたいポイントが4つあります。

1
機器類の電源プラグは必ず抜いてから作業にとりかかること。プラグをコンセントにつないだままでは危険です。
2
カバーやフィルターの外し方を確認しておくこと。機器類の構造によってさまざまな脱着方法がありますから注意が必要です。
3
フィルターには水洗いできるものとできないもの、清掃不要のものもあるので、確認しておくこと。
4
メーカーが推奨するフィルター清掃の頻度を確認しておくこと。

24については、取扱説明書などに明記されているはずですから、必ず事前にチェックしておくようにしましょう。

前回に引き続き、“暮らしナチュラリスト”で“エコ家事プランナー”の川村康子さんに、重曹やクエン酸などを活用し、誰でも楽々できるお掃除方法と整理術について教えていただきました。快適に過ごせて省エネにもつながる<エコ家事>をご一緒に実践してみませんか。

エコ家事プランナー
川村 康子 さん

プロフィール

1965年札幌市生まれ。エコ家事プランナー。メーカー勤務などを経て2006年に独立。重曹やクエン酸などのナチュラル素材を使った暮らしを提案する「エコ家事プランナー」として、仙台を拠点に企業や行政主催のセミナーで講師を務める。ハーブコーディネーター、整理収納アドバイザー。生きることに前向きな、輝く女性を応援する「暮らしナチュラリスト®養成講座」が「SENDAI for Startups! ビジネスグランプリ2015」奨励賞を受賞。
「笑むSTYLE」(公式ウェブサイト):
http://emustyle.c.ooco.jp/

 

空気清浄機の場合

①最近主流の加湿もできる空気清浄機を例に、フィルターのお掃除法を紹介します。作業は屋外で行うようにしましょう。

 

②フロントパネルを手前に引いて外すと、ご覧のように前面に集じんフィルターが現れます。

 

③よ〜くみるとフィルターの表面にはホコリがびっしり!ホコリが舞い上がらないようフィルターをそっと外します。ちなみにこの機種のフィルターは水洗いができないタイプです。

 

④掃除機を使ってホコリを吸い取ります。フィルターの表面を傷つけないようにするため、ブラシ付きのノズルを使うようにしましょう。

 

⑤仕上げに、細かい網目や凹凸面に詰まった汚れなどをかき出せる網戸用のマイクロブラシで、フィルターの表面に残ったホコリを軽くこすり取ります。これでフィルターのお掃除は完了です。

 

⑥ついでに取り外したフロントパネルや本体もきれいにしましょう。重曹水(ぬるま湯1リットル+重曹大さじ2杯)にマイクロファイバークロスを浸けてしっかり絞り、汚れを拭き取ります。こびりついて落ちにくい場合は、重曹をクロスに直接付けて汚れをぐりぐりこするとほとんどの場合きれいに落ちるはずです。

 

⑦突起部分などの入り組んだところは、ミニブラシで溜まったホコリをかき出してください。さあ、これでフィルターも本体の汚れもスッキリ! 機種によってはホコリなどを感知するセンサー部分も定期的に清掃しなければならない場合がありますから、事前に取扱説明書で確認しておくようにしましょう。

重曹

  • 研磨作用
  • 中和作用
  • 消臭・吸湿作用

※参照 エコ家事(第1回)重曹とクエン酸のパワー

 

手が届きにくいところもきれいに

 キッチン用換気扇などと比べると、トイレや浴室などの換気扇は取り付け位置が高いこともあり、お掃除しようと思っていても、手が届きにくく、おっくうになりがちなところといえるでしょう。同じようなことが天井のシーリングライトについてもいえると思います。
 ご家族でお掃除の役割分担を決め、高所作業は身長が高い人の担当とするのも一つの方法です。
 お掃除に当たって気をつけていただきたいポイントが4つあります。

1
換気扇の場合、お掃除の前にコンセントを抜くか、安全のため分電盤(ブレーカー)で該当する場所の電源を「切」にしておきましょう。
2
照明器具の掃除は、必ずスイッチを切り、電球やカバーが冷えてから行うようにしましょう。
3
白熱灯や蛍光灯は決められたワット数のものが使用されているか確認しましょう。オーバーしていると過熱損傷や火災の原因となります。
4
換気扇や照明器具のカバー類の脱着方法などは、お掃除前に確認しておきましょう。

トイレの換気扇の掃除

①カバーを外してみると、本体にもカバーにもかなりホコリや汚れが付いていますね。このままでは機能が低下し、電気エネルギーのロスにもつながりかねませんから、さっそくお掃除しましょう。

 

②はじめにブラシ付きのノズルを使い本体に掃除機をかけます。

 

③カバーの掃除は軍手やマイクロファイバークロスのお掃除用手袋が便利。ルーバー部分のホコリはミニブラシでかき取りましょう。

重曹

  • 研磨作用
  • 中和作用
  • 消臭・吸湿作用

※参照 エコ家事(第1回)重曹とクエン酸のパワー

 

シーリングライトの掃除の場合

①照明器具のランプやカバーにホコリや汚れなどが付くと明るさが低下しますから、こまめにお掃除したいものです。シーリングライトなどのカバーの接合部分は縁が鋭くなっていて危険な場合があるので、直接触れないよう注意しながら屋外に運び出し、マイクロブラシなどでたまったホコリなどを軽くこすり取ります。

 

②周辺部分はお掃除用手袋でなでるようにしながら汚れを拭き取ります。

 

③カバーの表側は重曹水を含ませたマイクロファイバークロスで汚れを拭き取ります。強くこするとカバーを傷つけたり、変形や割れの原因となることがありますから、力を入れすぎないようしましょう。なお、照明器具の真下で石油ストーブなどを使用することは避けたいものです。上昇気流によってホコリが付着しやすくなるからです。

重曹

  • 研磨作用
  • 中和作用
  • 消臭・吸湿作用

※参照 エコ家事(第1回)重曹とクエン酸のパワー

 
知ってなっとく!

電気を安全安心に使用するために

 「トラッキング火災」をご存知でしょうか? 「トラッキング火災」とは、コンセントとプラグの間にホコリがたまり、ホコリが空気中の水分を吸収することによってプラグの両刃の間にスパークが発生し、発熱・発火を起こし出火するという火災です。従って、湿気が多くホコリが溜まりやすい場所などのコンセントは要注意です。
 掃除はきれいにして心地よく過ごすためだけではなく、電気を安全安心に使用する面からも重要な意味を持っているのです。
 ぜひ、年に1回の大掃除のときには、コンセント周りにも気を配るようにしましょう。

 

フルーツやハーブで心もお家もリフレッシュ

「ミカン入り重曹」で冬をきれいに楽しく過ごす

 冬は「こたつでミカン」というのが大好きな私ですが、食べ終わったミカンの皮で「ミカン入り重曹」をつくるのも、冬をきれいに楽しく過ごす方法の一つです。

ミカン入り重曹のレシピ

[用意するもの]

ミカンの皮
4個分
400ml
重曹
適量:煮汁と同量程度

[つくり方]

①ミカンの皮に水を加え、コトコト煮出します。

 

②皮を取り出します。大きめの器に排水口ネットなどを使って濾してもよいでしょう。

 

③煮汁と同量くらいの重曹を入れればオレンジシャーベットみたいな「ミカン入り重曹」ができ上がります。

 ミカンの香りがとてもさわやかでフレッシュな気分になります。しかも、ミカンの皮に含まれるクエン酸に重曹の相乗効果で、ちょっとした油汚れは簡単に落とせますし、キッチンの水栓などもご覧のとおりピカピカ。
 自然素材ですから、お子さんにも掃除のお手伝いをさせられます。

重曹

  • 研磨作用
  • 中和作用
  • 消臭・吸湿作用

クエン酸

  • 剥離・溶解作用
  • 中和作用
  • 消臭作用
  • 抗菌・静菌作用

※参照 エコ家事(第1回)重曹とクエン酸のパワー

 

ミカンの煮汁だけの「ミカンスプレー」も消臭やちょっとしたお掃除に使えますからおすすめです。

手軽で簡単、自家製ハーブビネガーづくり&活用法

 <暮らしナチュラリスト>としておすすめしたいのが、手軽で簡単にできる自家製のハーブビネガーづくりです。なかでもラベンダービネガーは赤系の鮮やかな色で一番人気。
 ラベンダーといえば青紫のイメージですが、成分のアントシアニンが酢で酸化して赤い色に変化するのです。
 このラベンダービネガーは、食用として使用できるほか、油汚れ落としに威力を発揮したり、すがすがしい香りでお掃除も楽しくなります。

 

ラベンダービネガーのレシピ

[用意するもの]

乾燥ラベンダー(ハーブティー用)

穀物酢(リンゴ酢でもOK)

ふたのある空き瓶

[つくり方]

①ラベンダーを容器に入れ、穀物酢を加えます。

②ラベンダー:穀物酢 = 1:2 くらい

③1週間から10日くらい寝かせればできあがり!
(1日1回程度瓶を振りましょう)

 こうしてできたラベンダービネガーは、酢にほんのりラベンダーの香りが移って、とても良い香りがします。フレンチドレッシングもビネガードリンクも簡単につくれます。

 

フレンチドレッシングのレシピ

[用意するもの]

オリーブオイル
100ml
ラベンダービネガー
50ml
塩、コショウ、砂糖
少々

[つくり方]

①オリーブオイルにこのラベンダービネガーをよく混ぜ合わせます。

②塩とコショウ、砂糖を少々加えればできあがり!

 

ビネガードリンクのレシピ

[用意するもの]

炭酸水
適量
ラベンダービネガー
適量
砂糖
少々

[つくり方]

①ラベンダービネガーをよく冷えた炭酸水で割り、お好みの酸味に調整。

②マドラーで軽くかき混ぜるだけでできあがり!砂糖を少々加えてもよいでしょう。

 

 また、ラベンダービネガーを茶こしなどでこしながらスプレーボトルに移し替え、水で2〜3倍くらいに薄めたものをシュッシュッして、ルームスプレーとしてさわやかな香りを楽しめます。また、テーブルを拭いたり、網戸のお掃除など、日常のハウスケア用としても使用できます。冷蔵庫の室内なども汚れが断然落ちやすくなる上に、消臭や静菌効果もあり、しかも安全です。
 このように、ラベンダービネガーづくりや活用のしかたを楽しむことで、冷蔵庫のお掃除一つ取っても、ポジティブな気分でできるようになると思います。

クエン酸

  • 剥離・溶解作用
  • 中和作用
  • 消臭作用
  • 抗菌・静菌作用

※参照 エコ家事(第1回)重曹とクエン酸のパワー

 

整理術とシンプルでナチュラルな暮らし方

無駄なく捨てる整理術

 クローゼットのなかが洋服などでぎゅうぎゅう詰めでは、自分のワードローブ(手持ちの洋服)が見づらいばかりでなく、シワになったり、通気性が悪く、湿気やカビの原因になったりします。 
 こうした場合、私は、暮らしナチュラリストの視点から、洋服を「1年単位で見直す」ことをおすすめしています。
 着ないものがたくさんあるより、洋服の点数は少なくても出番の多いものをフルに使い回すという発想はシンプルな暮らし方につながるからです。
 大切なのは「捨てる基準をつくる」こと。
 「この洋服、高かったから」「娘のお祝いで着たものだから」「また流行が戻れば着られるはず」「年齢的に似合わないけどもったいないから」などと考えていると、いつまでたっても捨てられません。
 例えば「今の自分に似合うもの、着るとワクワクするものを残し、それ以外のものは捨てる」といった基準をつくってみましょう。

 その際、留意していただきたいポイントが2点あります。

1
ワードローブがどれくらいあるかを把握し、毎日支障なく生活できる必要量を確保し、着こなせる量を残すこと。
2
クローゼットなど収納スペースに余裕をもって入る量であること。

 整理術とは「本当に必要なものを選別し、使わないものを見極める」ことです。整理することによって、初めて「無駄なく捨てる」ことができるからです。
 捨てるといっても、使えそうなものはフリーマーケットやリサイクルショップに出せば、また誰かの役に立ちますし、「捨てるのは忍びない」といった心理に陥らずに済みます。

 

シンプルでナチュラルな暮らし方

 クローゼットを整理し始めると、奥の壁紙の汚れに気づくことも多いものです。もちろんこの場合も重曹の出番です。重曹水を含ませた布でさっとふき取るだけできれいになりますし、落ちにくいカビは重曹をじかに付け、壁紙本来の風合いが損なわれないよう注意しながら軽くこすり取ります。
 このように整理することとお掃除をセットで考えると、時間を有効に使うことができますし、クローゼットを整理することで通気性が良くなり、カビや湿気の原因が改善されます。
 さらに、ワードローブを見直すことは、似たものを買っていたとか、思わぬ浪費に気付いたりすることもあります。
 整理術は、洋服に限ったことではなく、これを実践することで、自分自身の暮らし方や生き方を見つめ直すことにつながる側面があります。
 「重曹やクエン酸、ハーブなどの自然素材を活用」し、「無駄なく捨てる整理術」を実践することは、環境に優しく快適で省エネな生活がおくれるばかりでなく、シンプルでナチュラルに暮らすことに結びついていきます。
 これが、私が提唱している“暮らしナチュラリスト”のライフスタイルです。家族も地域も地球も自然素材でつながるシンプルでナチュラルな暮らし、皆さんも始めてみませんか。

エコ家事プランナー
暮らしナチュラリスト®主宰

川村 康子(かわむら やすこ)さん

●ひとこと

息子さん夫婦と同居されている女性に、ハーブについてご説明する機会がありました。後日その女性とお会いしましたら「嫁とハーブを話題に会話が弾むようになった」とおっしゃってくださいました。お嫁さんがお庭にハーブを植えていたことも分かったそうです。自然素材のハーブがきっかけとなって家族がつながり、絆が強まっていくことは、とても幸せなこと。きっとお二人で摘み取ったハーブを料理に加えたりしているんでしょうね。使うたびに笑顔が広がる光景が目に浮かぶような気がしました。

 

2015年12月掲載

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